なかなか抽象的な質問になってきましたが、難しい。
確認点もいくつかありますが、一言で言えばデフラグが原因で動きが悪くなっているなら、確実に、デフラグよりバックアップを最優先し、そのPCのハードディスクに問題がないかをチェックする方が良いでしょう。私が、職場でそういう質問を受けたら、PCは暫く入院(保守での障害調査)の対象となります。
Q/ビデオファイルは再生時に不具合が有りまともに再生出来ません、この場合どの様に対策したら良いですか。
A/デフラグが原因と明確にされた理由は何でしょうか?
たとえば,デフラグ中の動画再生がコマ落ちするというなら、
それはデフラグ中にハードディスクのアクセスと、領域の容量確認を同時に行うため、リソース消費が起きるためです。どのように配置すれば、簡単な移動回数で綺麗に配置できるかを計算するため、CPU使用率が上がり、さらに同じディスク内で、データを再配置しているため、100MB/秒のディスクアクセスが可能と仮定した場合、そのディスクアクセスの大半をデフラグに割り振るため、再生するファイルが、移動中のファイルより、かなり離れたエリアに配置されていれば、コマ落ちすることがあります。
これは、デフラグを止めれば改善されますが、NTFSのデフラグ機能は停止ボタンを押しても、再配置がきりの良い状況になるまで暫く、継続されますので、ご注意ください。
デフラグ後に、保存していたデータの再生ができない。壊れているとメッセージが出る場合は、ハードディスクの故障を疑った方が良いレベルです。ハードディスクは、データの書き込み保存、移動といった処理をするたびに、データを複数のエンコーダーでエンコード(符号化)しています。このエンコードでは、万が一ある場所に保存したデータの一部が破損していても、それを隣接する複数の場所から復号できるというエンコード技術です。これは、音楽CDなどでも搭載されていますが、それより強力な機能が搭載されています。
しかし、このエンコーダーが壊れると、符号がおかしくなり、読み取れなくなります。
もし、ECC/CRC巡回冗長エラーなどのメッセージがデフラグ後に増え読めなくなるなら、ディスクの寿命です。(致命的な障害です。たぶんイベントログにはdiskというメッセージでログが大量に出ているはずです)
WindowsXPを搭載したPCなら、Windows8.1や7を搭載したしたコンピュータへの買い換えを推奨します。尚、壊れたデータはバックアップを別の媒体に取っていないなら、復元は不可能です。デフラグやチェックディスクをすると症状はどんどん悪化します。
特定の動画を再生しようとする場合に、コマ落ちしたり、再生時にブロックノイズが出るなら、本当にデフラグの影響かを確認した方が良いでしょう。
たとえば、タスクマネージャーでCPU使用率が90%以上で張り付いているなら、そもそもパソコンの性能が足りないためです。DVDプレーヤーソフトとWindows Media Playerで再生品質が違うなどの場合は、CPUの性能不足で、動画を再生するCodec(コーデック、符号化されたデータを、伸張するソフトウェア)がCPU使用率をどの程度使うかに依存します。
この辺りを、明確にされた方が良いかと思われます。
尚、WindowsXPは既にOSのサポートを終了していますので、一部ハードウェアでは、動画再生支援などの機能が正常に機能しない場合もありますのでご注意ください。
以上のようになります。まあ、デフラグの圧縮ではないと思われます。
圧縮を意図的に行ったなら、NTFS圧縮の可能性はありますけど・・・。そもそも最初から圧縮されているはずの動画では、画質が悪化するほどデコードに苦しむような圧縮は掛かりません。そのため、もし、本当にその症状が顕著なら、コンピュータの破損を疑うか、パソコンの性能不足によるものと考えられます。
それ以外に可能性があるなら、ウィルス感染やバックグラウンドサービス(タスク常駐ソフトの動き)の影響が考えられるでしょう。
補足
WindowsXpのデフラグ機能ですがプログラムファイルは良いのですがビデオファイルは再生時に不具合が有りまともに再生出来ません、この場合どの様に対策したら良いですか。