>何でもかんでもアメリカが良いように言われておりますが?
いつの時代の話ですか。少なくとも21世紀になってからは「アメリカが日本より良い」という人はずいぶん少なくなっています。
で、日本と比べるならアメリカは住みやすい国ではありません。ごく少数、たとえばノーベル賞受賞した中村教授など、感覚や才能が日本人離れした人にのみ住みやすいのがアメリカです。
一般の日本人からみて(たぶん諸外国人から見ても)経済レベルや便利さ、安全性・健全性・銃犯罪の少なさなど、日本のほうがアメリカよりも間違いなく住みやすいといえます。
ただ、世界的にみたときに、独裁者の圧制に苦しんでいる人々や民族紛争で難民になった人々などは、移民として違うルーツを持っていても、宗教が独自でも、懐広く受け入れるアメリカはものすごく魅力的に写るでしょう。しかし、それは日本人の視点ではありません。
また、英語も習得するのは結構大変です。特にヨーロッパ諸語の中で英語だけがスペルと発音に法則性が薄く、習得に時間がかかります。アメリカでは日本の漢字検定同様、スペリング大会などがありますので、英語の習得が感じよりも楽である、というのは眉唾物です。なにより日本は18世紀ぐらいから欧米よりも識字率が高かったのです。
日本とアメリカと比べて、アメリカが優れているのは「誰でも受け入れる」ということに尽きます。残念ながら黒人差別などの問題は残っていますが、それでも政府の過ちに対して、一般市民が抗議するという健全性があります。
日本はそもそも「誰でも受け入れる」というわけではありませんので、基本的にはそういう問題すら起きませんが、ここ数年のヘイトコリア問題など、一定の水準を超えると軋轢が生じます。実際には群馬の太田市や静岡の浜松市など、出稼ぎ外国人と摩擦が起きたコミュニティはいっぱいあります。
この点についてだけは、市民が「アメリカ建国の理想」を持っているため、どこの移民でも比較的受け入れられるのがアメリカの唯一いいところでしょう。
日本から見て、それよりアメリカがいいところなんてほとんどありませんよ。
最低賃金は日本より高い、といいますが、レストランの給仕係はチップ込みでの最低賃金で非常に不安定です。医療保障は最悪です。アメリカの中西部にはトレーラーハウスに住んでいる貧困層がたくさん居ますし、都市にはスラムがあります。また、これを生み出しているそもそもの経済的格差がものすごく大きいのがアメリカ社会であるといえます。アメリカは所得上位1%が7割以上の富を所有しているような国です。
日本の場合、貧困率はそれなりにありますが、スラムやトレーラーハウスのような劣悪な住環境というのはあまりありません。
だんだん
衣食住という一般的な質に関しては、間違いなく日本のほうが優れています。
お礼
回答ありがとうございます。トレーラーハウスは砂漠の真ん中にあるように思いますが、水道やガスはどうなっているのでしょうか? 我々凡人には日本の方が幸せなようですね。