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殺人の計画性って重要な要因なんですか?

殺人事件の場合、計画性があったかどうかということがかなり問題にされているようですが、その有無の重要性がよくわかりません。 計画してカッターナイフを事前に用意していた場合とたまたまそこにあったカッターナイフで殺人した場合では、どんな差があるのでしょうか。前者の場合、犯罪性は強く、刑罰も重くなるような印象を受けますが、私にはどちらも同じように思えます。 出来心なら刑は軽くなるんでしょうか?出来心なら少しは罪は許されることなんでしょうか?

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回答No.3

専門家ではないので的はずれかもしれませんが、ちょっと失礼します。 日本の法律って「人間は間違うもの」「でも人間はやり直せるもの」という風に考えているように思います。 だから同じ殺人でも、衝動的な殺人の方がやや刑が軽くなるように思います。 計画的な殺人は、「間違い」を「やり直さなかった」という点で、より悪いこととされるのではないでしょうか。 殺意を感じただけでは法律上は罪になりませんよね。 それを具体化していく途中で、本来ならば思い直すべきなんでしょう。 それを思い直さないどころか、準備段階で、その都度改めて殺意を認識しているわけで、その分悪質と考えられるのではないかと思います。

matherlake
質問者

お礼

なるほどね かなり説得力あるご意見だと思います ありがとうございました

その他の回答 (5)

noname#160975
noname#160975
回答No.6

すいません。#5です。再度回答します。私の文章の書き方が悪く内容が伝わらなかったかもしれません。補足の内容に再度お答えします。 はい、ですから事前の計画性にこだわるのは、さきほど回答したように「故意」の認識が重要になるためです。事前の計画性がなくても(おっしゃるようにカッとなってやった場合)殺意は肯定できますが、事前の計画性があれば殺意は確定的ですよね。 つまりカッとなった場合は、殺そうと思った場合と殺すつもりはなかった場合と2通り考えられますが、殺そうと思って計画した場合は、殺そうとした場合しか考えられませんよね。ですから警察(検察)は「計画性あり」を立証したいのです。それで計画性にこだわるわけなんです。 補足にあった質問にお答えしますと、いづれも「殺してやる」という殺意がありますから1、2いずれの場合も犯罪としては差がありません。 ただくどいようですが、カッとなった場合は「殺そうと思った」か「傷つけようと思ったか」は本人しかわからないのに対して、計画性があった場合は外部から客観的に殺意が見えますよね?(犯行の3日前に日本刀を購入したような場合) ですから、どういう思い(故意)で犯行に及んだかを知る上で、計画性が重要視されているんです。 またご不明な点がございましたら補足いただけると幸いです。

matherlake
質問者

お礼

何度もご丁寧に回答いただきありがとうございます。計画性の有無の重要性が私にもようやく見えてきたように思います。 ありがとうございました

noname#160975
noname#160975
回答No.5

皆さんの回答はちょっと違うと思います。これは法律論的な話から、「計画性~」と言われているのです。わかりやすくいうと何の罪で裁判をするのかを決めるためと言ってもいいのです。(実際には小学生なので裁判はされませんが) 日本の法律では、原則的に罪の意識(故意)がない人をその罪で裁くわけにはいかないようになっています。例えば、電車に乗るので急いでいたら、ホームで人にぶつかって、その人をホームに突き落としてしまった結果、その人は電車に轢かれて死んだと言う場合。事情はどうあれ結果的に人を殺してしまったということで殺人罪に問われては、日本国民全員がいつ殺人者になるかわかりません。また一般的な感覚でこのような場合殺人罪として成立するのは妥当でしょうか? このような場合は現在の法律では、殺人罪ではなく、殺す意思(故意)がなかったので過失致死罪に問われます。被害者の遺族にとっては殺されたことには違いないので、ちょっと無念でしょうが。 そこで犯人がどういう意思(故意)で犯行に及んだのか が重要になるのです。 あなたの例である「カッとなってホームに・・・」はちょっと例題が悪いので(けっして文句をいうわけではないのですいません。)、きっちりした回答にはならないのですが、あえて回答するとしたら、結論からいうとどちらも殺人罪で、量刑もそんなにかわらないと思います。というのも「ホームから突きおとせば死ぬ可能性がある」ので殺すつもりはなくても殺意があったととられる可能性があります。もちろん計画的に殺した場合は完全に殺意ありですね。 これが 1.ついカッとなり、階段から突き落としてしまった結果打ち所が悪くて死んでしまった。 2.ついカッとなり、階段から突き落とそうと考えたが、その場は思い直し1週間後に用意した拳銃で撃ち殺した場合。 を考えてみると結果が変ってきます。 1はカッとなって突き落とす意思はあるし、階段から突き落としたら怪我はするだろうと予測されるので(でも通常死ぬとはかんがえない)、「傷害」の故意はありと考えます。ところが結果は「傷害」の範囲を超えて死んでしまった。でも犯人は「傷害」の故意しかないので、傷害の故意で結果死亡してしまったことにより、この場合は傷害致死罪になります。 2は拳銃を事前に準備して行ったということは最初から殺すつもりだと考えられ、たとえ殺すつもりがなくても通常は拳銃で撃てば人が死んでもおかしくない状況が予測できるであろうから、故意(未必)が認定され、殺人罪が適用されます。 カッターナイフの例もそれに当てはめると、殺す意思がなく、たまたまあったカッターナイフで切りつけた場合は、傷害致死罪であり、自分で用意して言った場合で最初から殺そうと思っていた場合は殺人罪、殺すつもりはなく単に傷つけてやろうと思っていたが、予想外に傷が深くて死んでしまった場合は傷害致死罪です。 しかしこれもカッターナイフではなく、日本刀や斧だともっと生命の危険度が増すので殺人罪の適用範囲が広がります。逆に爪きりとか、ポールペンだと危険度が下がります。 つまりただの犯行の事実だけではなく、そのときの犯人の主観(故意)が犯罪を適用するのに重要な要素となるのです。もちろん警察はきちんとその辺も念入りに捜査しますから、ただ口先だけで「殺す気はなかった」なんて言っても通用しません。 今回の場合は計画性があることによって殺意があった=殺人罪の適用、計画性はあったが、たんに脅かすつもりだった=傷害致死となり、重要なポイントなのです。

matherlake
質問者

補足

質問のしかたがわるかったのかも知れません。変な仮定なんですが (1)「デブ」と言われ、「殺してやる」と思ってそこにあったカッターナイフで殺した (2)「デブ」と言われ、「殺してやる」と思ってカッターナイフを買ってきてどうやって突き刺すか考えて計画的に殺した 犯罪として差があるのかどうかが疑問なんです。 というもの殺人事件があるたびに、事前の計画性があったかどうかをかなり重視しているように思えるので。

  • mmky
  • ベストアンサー率28% (681/2420)
回答No.4

追伸まで (1)カッとしてホームから突き落とした (2)カッとしたが殺人はいけないと思いとどまった。 しかし収まらず1週間後に計画的にホームから突き落とした 罪はどちらが重いのでしょう。 (1)カッとしてホームから突き落とした。 分別のつく人物ならばホームから突き落とせばその方は死亡するか怪我をするかは瞬時に判断できますね。 例えば罵声を受けたので、カッとして突き落とすというのはその分別が無い状態と考えられますね。つまり一時的な心身喪失状態ですね。当然、一時的な心身喪失状態でも人間は犬や猫と違いますから自己責任の原則で罪の償いは受けます。しかし、殺人罪としても反省の情があれば極刑にはなりませんね。 (2)カッとしたが殺人はいけないと思いとどまった。 (これが普通の人間の取る心と行いですね。) しかし収まらず1週間後に計画的にホームから突き落とした。 この場合は、明らかな殺意がありますね。殺そうと考えて実行したのですから一級殺人罪で極刑もありうるということですね。

matherlake
質問者

お礼

何度もご回答いただきありがとうございます。 mmkyさんのように考えるのが正しいですよね ありがとうございました

  • mmky
  • ベストアンサー率28% (681/2420)
回答No.2

参考程度に 生じた結果で裁かれるか、その過程を考慮して裁かれるかの問題に帰着しますね。 例えば、電車のホームから人が落ちて死んだとしましょう。この結果は後ろから押されたことによるものだとすると押した人は、結果のみで裁かれる場合は理由のいかんにかかわらず殺人罪に問われますね。加害者は殺そうと考えて押したのなら納得できるでしょうが混雑したホームで他の人にふれてよろけたことによるものとすると殺人罪は納得できないのではないでしょうか。 目には目をという裁き方もありますがやはり心と行いの結果で裁かれるのが心情には良いように思います。実際の裁判もそのようになっていますね。小さな過失は誰にでもありますね。それが大きな事故をもたらすこともあるのですね。その場合は肝要にということでしょう。動機を重視するのはそういう点を考慮するためですね。

matherlake
質問者

お礼

ご意見ありがとうございます。 返事がいただけるかどうかわかりませんが、質問を変更してみます。 (1)カッとしてホームから突き落とした (2)カッとしたが殺人はいけないと思いとどまった。しかし収まらず1週間後に計画的にホームから突き落とした 罪はどちらが重いのでしょう。 お礼の場で質問をし直してすみません。

  • sharako3
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回答No.1

被害者側からすれば、計画的だろうが突発的だろうが、命を奪われたことには変わりはないわけですから、お考えはなんとなくわかります。 でも、加害者側から考えた場合、 ・凶器まで用意して、周到に計画 ・ついカッとなって、瞬間的に殺意をいだき、その場にあったものを凶器として使う ・殺すつもりはなかったのに、はずみで死なせてしまった ……などなど、色々なパターンがあります。結果が同じでも、計画的な犯罪の方が、より「悪質」であると思いますが、どうでしょうか。

matherlake
質問者

お礼

おっしゃることはかなり納得できます。 でもあえて反論すると、「カッとなって人を殺す」人間のほうが恐ろしく反社会的ではないのでしょうか?どちらかといえば、こういう人たちのほうこそ、長く社会から離しておいて欲しいと思いますが・・。