採算が合わないですね。
たとえば九州-東京を走っていたあさかぜは19時東京発-翌朝10時に下関に到着していました。ビジネス用途としてはちょうどいい時間帯(前日の仕事終わりで乗って、翌日の朝から仕事先に出向けるなど)を走っていましたが、飛行機との競争に負けて廃止になりました。2005年の3月に廃止だったと思います。
新幹線でこれを実現するとなると、通常5時間で東京ー博多間を往復しているので、夜の0時東京発でも朝の5時には着いてしまいます。出発は遅すぎるし、到着は早すぎるし、寝る時間を確保するのも難しいでしょう。
また今の新幹線の終電は22:47ですので、夜行はゆっくりと走らせるとしても11時以降で無いとむりでしょう。また、寝台特急にするなら、専用編成が最低2編成(東京と博多の両方から同時の走らせるから)必要で、その金額の回収は毎晩1便でしかできないわけです。
しかも、新幹線の中央監視所は夜通し監視し、駅員も夜間に配置する必要があるわけで、それらのコストを考えても割りに合わないといえます。
そもそも寝台列車が廃止になったのも、半日操作上で休んでいるコストが高いからです。(逆にLCCなどは、タンダウン時間を減らして、大手の同じ航路の1.2倍以上の便数を組んで、1日あたりの乗客数を増やし、飛行機のコストを下げる努力をしています)
朝始発に乗れば11時に博多に到着できます。逆に18:50分の博多行きに乗れば当日中に博多に着きます。ですから午前中に博多で仕事をしたいなら前日に博多入りしてホテルでゆっくり休めばいいでしょう。逆に午後に博多に行くのでいいなら、始発でいいでしょう。
もちろん飛行機ならもっと時間が自由ですし、どうしても寝ながら移動したいならバスという手もあります。
一番大きな理由として、夜間の保守ができなくなるでそもそも不可なのですが、それを度外視して検討しても採算が合わないといえます。
お礼
ご回答ありがとうございます。不可能では無いと思いたいですね。