公園が野球禁止、ボール遊び禁止。道路での遊戯も禁止。時間外の学校立ち入りも禁止。
年に一度のイレギュラーである羽子板は、ラケットかどうか球技かどうか子供に判断できない。大人にもできない。類似ゲームとしてバドミントンが普及したし。
凧揚げは、電線の問題もあるし、他の家の立ち入りに問題にもなる。ビルにも引っかかる。タコ糸は500m巻。すると見通し半径で500mの余裕は必要。そんな広場は首都圏では車で行く羽目になる。河原などでは今も見かける。
大人の正月休みが短い。31日まで営業、初売り元旦もザラ。サービス業の親は働いている。サラリーマンだって12/30~1/4くらいが普通。
旧来の正月の遊びは、大掃除、帰省、年始挨拶まわりなど、大人の儀式に子供を連れ回すことで、日常と違う土地で、日常と違う知らない子供同士の暇つぶしツールとして未知の遊びとして用意された。
情報化社会で遊びの平準化、携帯ゲーム機の普及でイレギュラーな遊びを用意する必要がなくなったし、核家族化、少子化で、異文化の子供が接触する機会が減ったので、非日常の遊びを提供されなくなった。
>それとこのような現象はいつごろから始まったのでしょうか?
昭和の終わりからバブルにかけて。年末年始は海外旅行などが当たり前になったので。
「こちら葛飾区亀有公園前派出所」を読むと、昭和52年から現在までの40年間近い毎年の正月風俗の偏移を見ることができます。
連載初期はファミレスやコンビニもなく、休暇も長かったので、独身者は帰省しないと1週間以上食事にありつけない寝正月の話が多い。