非常識な情報操作
「<クジラ>ウオッチングの観光客の目前で捕獲 知床沖」
Yahoo!で、この見出しを見たとき、観光客の目の前で、わざと捕鯨したのかと思いましたが、「約3.5キロ先に捕鯨船とクジラの噴気を発見し、近付くと、クジラが銛(もり)を撃ち込まれていた。」とありました。
>ウオッチング船エバーグリーンの長谷川正人船長(46)は「私は見せるのが仕事。彼らは捕るのが仕事。でも、何とかならないものか」と話していた。一方、網走市の捕鯨会社は羅臼町に対し、「観光船が接近し、大変危険だった。危険運航に当たると思われるので、注意してほしい」との要請を出した。
どう考えても、捕鯨の現場に接近して行ったのはウオッチング船です。
>捕鯨船はクジラを追っていて偶然、この海域に来たとみられる。世界自然遺産登録海域の近くで、結果的にクジラの生態を楽しむ観光客の前で捕鯨した事態になり、波紋が広がりそうだ。【本間浩昭】
この本間浩昭という記者は、捕鯨船と鯨がいることを知って接近していったウォッチング船の船長の非を指摘せず、船長の行動の結果起こった結果のみを非難しています。こういうことは、情報操作に当たらないのでしょうか?
また、こういった情報操作は、公正を要求されるマスコミとして、許容されるものなのでしょうか?