補筆。
>「総合的な文系学部」
大きな大学のように,法学部,経済学部,文学部などに分かれていないで,1つになっている学部。
こういう学部では,基本的に「広い教養」+「ある専門分野1つはそこそこきっちり」という教育理念をもっていますから※,「他コースの科目が履修できない」ということはありえません。むしろ,6つのコースがそれぞれ提供する計30科目の学科共通科目のなかから,学生個人の興味におうじて6科目以上を選択履修せよ,みたいな履修規定をもちます。
また,「他学科・コース科目から何単位以内」という制限を越えて履修することも,一般的に可能です。ただし,越えたぶんは卒業に必要な単位数のなかに計上できない,というだけです。教員免許を地歴,公民,英語と欲ばってとりたいという人は,こういう状況になることがあります。
他コース科目でも演習系の科目は,ふつうは履修しません。専門分野に特化していてレベルが高いので,他コース生ではついていけないからです。例外的には,ぼくの演習には異分野の学生もくることがありますが(節操がない複合領域だから 笑),それなりにがんばってもらいます。
※現実的には,教員数や科目総数が複数学部からなる大学よりも少ないので,「ある一つの専門(たとえば英米文学)だけ」では卒業に必要な単位数が足りなくなるという理由もあるでしょう。
お礼
とても詳しい説明、ありがとうございました! 十分に理解することができました!