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引いて斬る包丁
日本の包丁は引いて斬る・西洋の包丁は押して斬るそうですが、引いて斬る包丁が一般的な国ってないんですか? 「日本の包丁も押して斬ることもできるよ」とか、そういうのはナシでお願いします。
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<日本の包丁は引いて斬る・西洋の包丁は押して斬るそうですが、・・> それは魚を切る包丁と肉切り包丁(ナイフ)の違いに付いて言われている事だと思います。 軟らかい魚の肉を切る時は、引き斬り(切り)が合理的で、刺身包丁がその代表例です。 出刃包丁ですら、硬い骨部を切った後は、引き切りします。 硬い肉(生肉の塊は魚肉よりかなりしっかりしている)を切る時は、肉切りナイフで 押し切りするのが基本です。レバー等の軟らかいぐにゃぐにゃしたものは引き切りする時も あります。 日本の家庭で昔から使われている菜切り包丁は、基本的に押し切りです。 日本→魚をよく食べる→(刺身包丁や出刃庖丁等の)引き切り包丁(菜切り包丁は押切だが) 欧米→肉を良く食べる押し切り包丁(肉を骨から外すナイフでの基本動作は引き切り)、 という連想ゲームの様なものでしょうか。 鋸の場合は、日本が合理的な引き切りなのに対し、欧米では非合理的な押し切りでそれが 残った理由は解りません。 最近では精密木工用に、欧米でも日本の鋸が広く使われています。 カンナも同じですが、大きな材木の仕上げには引きの和カンナ、楽器等の小物には押しの 洋カンナが向いているそうです。 和カンナは欧米で和鋸の様に普及する兆候は無いようです。 (洋カンナを使った事はありませんが、和カンナはかなりの熟練が必要です。)
お礼
懇切丁寧な回答ありがとうございました。 私は普段押して切っていて私の魂は日本人じゃないのかと思っていたのですが、 菜切り包丁は押して切るものだったんですねw