サラ・ヴォーンと歌っている男性を教えてください

質問

ザ・ポートレイト・オブ・サラ・ヴォーン～ゴールデン・イヤーズ・オン・マーキュリー　１９５４－１９６７ Disc 2のCD　11曲目「 ミスティ」で途中から歌いだす男性の名前が分かる方教えてください。

回答No.4

altosax · ベストアンサー

なあんだあ（笑）ご質問の曲は1963年7月18日に録音されたコペンハーゲンのライブ録音「チボリガーデンのサラボーン」だった訳ですね！！

今はディーバ、という賛辞が天才的な女性歌手に贈られることが多いですが、サラは「The Devine, Sarah Vaughan!」といつも紹介されていました。
デンマークのこのレコードでもそういうアナウンスが冒頭に入っていますね。
これは私も初めて聞いたときに感動して涙が出ました。

でも、お持ちのＣＤは別テイクなど多数の未発表が入っているすごいＣＤですから違ってますでしょうか？
(ご質問の曲は男性ボーカルが入ったときに観客の笑い声と拍手が入っていて、エンディングでちょっとセクシーなやりとりで、Excuse me please! とサラが謝ってから、kirk stuart!とお客さんに名前を紹介して呼んでいますか？)

Kirk Stuart は、1934年4月13日に西バージニアのチャールストンで生まれたピアニストで、サラボーンの伴奏をするまえは、サラの大先輩であるビリーホリデイの伴奏をしていました。
ビリーホリデイは1959年に死んでしまいましたので（そのころはマル・ウォルドロンというピアニストに代わっていました）、その後デラ・リーズというサラボーンよりも１００倍ぐらいパンチの効いた女性歌手の伴奏兼オーケストラ編曲者になっていました。
そのあとで、サラとの名盤「チボリガーデン」を残すことになったわけです。

で、肝心のカークの歌ですが、私も実はチボリガーデンのサラボーンでしか聞いたことがありません。
お持ちのＣＤは、未発表もたくさん収められていると思うので、そのＣＤには他に入っていませんか？

黒人とは思えない、ちょっとしゃれた白人的なすてきな男性ボーカルですよね！

この手のスタイルの歌手は、実は白人に多いのです。
マット・デニス Matt Dennis
ジョー・デライズ　Jor Derise
ボブ・ドロー　Bob Dorough
ボビー・トゥループ　Bobby Troup

といった名前の男性歌手を探して聞いてみてください。
でも、この手の「小粋すぎるおしゃれ男性歌手」は、
あまりにもセンスが良すぎて、大衆的にはなかなか売
り物にならないので、中古ＣＤ屋さんに通いながら
丹念に探してみてください。

カークスチュアートも、歌のレコードを出していれば
絶対趣味の良いファンに喜ばれた筈なのですけどね。

「売れ線」でよろしければ、カークとはちょっと毛色が
異なりますが、同じ黒人ピアニストで歌の上手な
ナット・キング・コール Nat King Cole
と、キングコールをそっくりまねをした
オスカー・ピーターソン Oscar Peterson
の「ナットキングコールに捧ぐ」という名作もあります。

あとは、きわめて珍しいカークスチュアートの歌で、他に
聞けるものがこの世の中に存在しているかどうか、という
ことについては、ぜひ＃２のジャズボーカルを楽しむ会に
参加して聞いてみてください。
質問された側の会の皆さんも、きっと頭をひねりながら
大喜びで色々探して回ってくれることうけあいです！

ぜひ、素敵なジャズの世界の扉をひらいて幸せなスイングする人生を送ってください。

ところで、問題のＣＤは解説書無しの中古盤を買ってしまったんでしょうか？

お礼

altosaxさんとても詳しいご説明大変参考になりました。歌の中のやり取りはそのとおりです。サラのセクシーな歌声に体の中がゾクッ！としましたよ。
　あなた様の貴重なアドバイスを参考にさせて頂き、
自分の好きな曲を探し、増やして行きたいと思っております。お尋ねのCDの件は、どうしたことかフリーマーケットに出ていたのをタイミング良く、また安く購入いたしたものです。
ありがとうございました。

回答No.3

altosax

お、ディスコ買わずに判明したんですか！よかったですね（＾＾）

ピアニストということは、その当時だと、ジョン・マラカイでしょうか？
逆に教えてください♪

お礼

おかげさまです、ありがとうございました。

カーク・スチュアートだそうです。
何回も言うようですが、本当に良い声しています。
他に歌っているレコードとかは、有りませんか？

回答No.2

altosax

なかなか他の方の回答がついてくれないですね。。。

ディスコグラフィを買ったことがなければ、是非この機会に一冊購入してみて下さい。

ただ、ディスコグラフィはレコードの百科事典なのですが、どんな物事にも「人間のすることには間違いがある」ものですので、ディスコグラフィに誤り記述があったり、後で訂正されることがよくあります。

そこで、まず第一手段としては、
ディスコグラフィ購入で、自分で調べてみる。
次に、それを踏まえて、専門のかたがたのグループに仲間入りさせてもらって、よりディープな事実関係前御関係を教えてもらう、というのがおすすめです。

http://www.momenya.jp/~intro/vocal.html
こちらは、日本で一番由緒ある、ジャズボーカルの第一人者である高田敬三さん主催の「ボーカルを楽しむ会」ですが、日本一の面々が揃っている、とはいいながら、みなさん大変にフレンドリーで、初心者のかたも大歓迎！ジャズを愛する人ならカムカムエブリバディで新入さんはとても親切によくしてくれます。

東京近辺におすまいでしたら、ぜひ参加してみて下さい。
ディスコグラフィに間違いがあったりした場合にも、尋ねたらとても親切に即座に答えてくれます。
これにはほんとに驚きです。
本当に「生き字引」なんですね。

会場の高田馬場イントロのマスターも、この世界では大変な著名人ですが、すっごく気さくで、あまりにも気さくすぎてアホか（笑）と常連さんのみなさんから愛されている、とても可愛い人柄のかたです。
ぜひ、ディスコグラフィの次ぎに、こういった素敵なジャズの世界の扉を、勇気を出して開けてみてくださいね♪

参考URL：

http://www.momenya.jp/~intro/vocal.html

お礼

早速のご回答有難うございました。おかげさまでボーカルの正体は判明しました。天は二物を与えずといいますが、ピアニストで大変いい声ですね。ライブの気軽さのためつい歌いだしたのでしょう。私は今ジャズの入り口で入ったり出たりしています。今聞きやすくてボーカルを聞いていますが、色々な楽器も聴いてみたいと思っています。

回答No.1

altosax

お持ちのCDのすごく分厚い解説書には説明が漏れていますでしょうか？

ごめんなさい、私はこのCDはすごく高過ぎて買えなかったのですが、

http://all-garden-books.com/0313280053.html
こちらのディスコグラフィ－を買うと、正解が載っていると思いますので、もし他に誰も解答してくれないようでしたら、購入してみて下さい。

参考URL：

http://all-garden-books.com/0313280053.html

お礼

早速のご回答有難うございました。私は解説書は持っておりませんので、手に入れて読んでみたいと思います。