人気と放映権もありますが、最近特に重要視されるのは日程の問題です。
要するに「決められた時間で終わってくれない」競技は排除。だからこそ野球・ソフトボールは飛ばされたし、レスリング含む延長戦ありの格闘技もいくらでも長くなってしまうことが嫌われている。たまたま今回レスリングがピンチだっただけで、実は柔道も流れによっては引っかかりかねなかった。
(日本の各競技団体・統括するJOCのロビー活動の弱さを考えると、柔道もそろそろ引っかかってもおかしくない。むしろ東京五輪直前に柔道競技廃止、なんてトンデモなニュースが飛び込んでくる可能性も?)
長く続いている競技についても、継続運動が頻繁だったこともあるでしょうが、実は個々の競技に限れば「たまたま続いていた」ケースも多々有ります。特に日本ではあまり馴染みのない「射撃系」競技。あれはもう日本だからこそ注目度が低いだけで、少なくとも陸軍・兵員戦力を保持する国家地域からは確実に出場選手が出てくるので(過去同じ理由で馬術競技もありましたが、現在は兵装の変化から選手数は減りつつある)、競技が衰退することなどあり得ない。競技の人気だけではなく、出場選手の確実な人数確保が出来るかどうかも、競技継続の1つの要素になっています。