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虫歯・・・神経を一部だけ抜くことはできないのか?
C3の虫歯になりました。すでに治療した後の歯が詰め物の下で虫歯になったようで、冷たいものがしみます。 歯医者の先生は神経を抜かないといけないかも、といいます。 しかし、私は神経は極力抜きたくありません。 そこで質問なのですが、「神経をまるごと全部抜く」か「抜かない」か、という選択肢しかないのでしょうか?「一部を抜く」という方法はないのでしょうか? 虫歯が神経まで到達していたとしても、神経全部が虫歯に犯されているわけではないですよね?その虫歯に犯されている所だけを取って、他は残す、ということはできないのでしょうか? ちなみに、お医者さんには極力抜いてほしくない旨、伝えると、神経は抜かずとりあえず薬を入れてフタをして様子を見る方法があるとのことでした。 それも、とりあえず、中を見る(被せ物を取って中を見てみる)ことをしないと判断はできない、ということです。
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- michael-m
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虫歯は齲窩(うか)と呼ばれる虫歯の穴の周囲に軟化層という酸で柔らかくなった歯質、その外側に感染層という歯は硬いけれど虫歯菌に感染している歯質があります。 C3というのは既に軟化層、または齲窩が歯髄(歯の神経)に届いている状態を言います。神経が露出した状態を露髄(ろずい)といいます。 担当医が「見なきゃ分からない」というのはレントゲンだけでは判断できないからです。 子供では治癒力が高いので、感染層や時には軟化層が歯髄に届いていても回復することがあります。しかし成人では軟化層どころか感染層でも歯髄が持たないことが多いんです。だから歯髄が出たら抜髄が基本の治療になります。昔私が大学の頃には「歯髄切断法」というのがありました。まさに途中で切って温存する方法です。 でもはっきり言って効果は低いです。痛みがなく経過・・いつは神経が死んでいたということが多いからです。 それに今これをできる人も少ないと思います。60歳以上ではないでしょうか? 感染層だけなら覆罩(ふくとう=歯髄保護処置)をして暫く様子を見ます。まれに感染層を除去しておいて僅かに露髄しても覆罩をする場合もあります。 担当医が言った「薬を入れて蓋をして様子を見る」というのはこのことでしょう。 この場合、露髄が確認できない間接覆罩で約1週間、露髄した直接覆罩では1ヶ月を要します。(それ以前に治療を済ませる歯医者も多い)処置後痛みがあったり、歯髄が死んでしまった場合には神経は除去しなければなりません。 最近3Mixという言葉を聴いたと思います。神経を取らないで治すというものです。しかしこの方法は薬事法でも全く相手にしていません。薬効にはないんです。事実私のところでも他院でこの処置を受けた多くの人が痛みを訴えてやってきました。最近はすたれてきたのか耳にする事も減りましたけどね。 中には通常の覆罩でも3mixでも患者さんが痛いというのを我慢させる歯医者が居ます。やがて痛みが消えて「ホラ治った」という歯医者まで居ますけど、このほとんどは歯髄が死んでしまっただけです。 痛みが消える=治ったわけじゃないんです。やがて感染を起こすととてつもない痛みに苦しめられます。 実際に中を診て、覆罩が可能かどうかを判断します。それでダメといわれたら諦めた方がかえって無難だと思いますよ。無理は禁物です。
- W6o6n1
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こんにちは。 >虫歯が神経まで到達していたとしても、神経全部が虫歯に犯されているわけではないですよね? 神経といわれていますが神経ではなく「歯髄」といいます。 歯髄とは「歯の骨髄」のことです。歯髄の中には感覚器官だけでなく、血管なども通っています。 むし歯が痛いとは、この歯髄が痛いという状況なのです。 虫歯菌の先端が歯髄まで達している場合、その歯の神経(歯髄)全部が虫歯に侵されていることです。 歯髄全体の処置が必要になると考えられます。 根管(神経が入っている空洞のこと)が複数の歯の場合、一部の根管の歯髄を残すのは、虫歯菌を残す事になります。 歯の虫歯に侵された部分だけを取って、一部を残す治療をする歯科を探すのは難しいと思います。 >お医者さんには極力抜いてほしくない旨、伝えると、神経は抜かずとりあえず薬を入れてフタをして様子を見る 今回、出来るだけ神経を残す治療をされる歯科医に出会えたのは良かったと思います。 素人には、詰め物を入れた後、毎日丁寧に歯みがきをしていても、目に見えない部分の虫歯は発見しにくいです。 この短所を補うため、定期健診が勧められています。 失礼しました。ご参考になれば幸いです。 お大事に。
- chie65536(@chie65535)
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良く「神経を抜く」って言いますが「神経細胞を殺すこと」を「神経を抜く」って言います。 要は、神経や動脈や静脈がある歯髄まで掘って、薬物で神経細胞を殺すのです。 そして、今の治療技術では「神経を部分的に殺す」のは難しいです。 神経を抜く、つまり、神経を殺すには、神経が通っている歯髄まで掘って薬物を注入する必要がありますから、歯髄を通っている動脈や静脈も破壊する事になります。 なので、神経を抜くと、血液も巡って来なくなり、歯が枯れて死にます(脆くなって割れやすくなる) >その虫歯に犯されている所だけを取って、他は残す、ということはできないのでしょうか? 一部だけを殺さないで残すのは、やって出来ない事は無いですが、歯髄の中の神経も血管も大ダメージを受けるのは変わらないので、いずれ、全部死んでしまうと思いますし、生き残った部分が生きている間は、ずっと「激痛」を引き起こします。だったら、スッパリ諦めて「全殺し」した方が、痛みも残らず、確実です。