症状と重篤度は一致しません。
ですから、痛くないから悪くないとか、痛くないから神経は持つはずだと考えるのは間違いです。
でも、質問の内容では判断できません。
それ以前に、説明を受けた人の質問ではない気がします。
もし歯医者から説明を受けていれば、質問の内容ももう少し変ると思うのですが…。
説明とは、患者さんが一定の理解を伴う場合を言います。
理解なくして「説明した」は通りません。
患者さんが忘れてしまっても、ある程度は言葉の端に残るものです。
また、歯医者には文書の発行が義務付けられています。
文書があれば忘れてしまっても、思い出すきっかけになるはずです。
しかし、ご質問にはその痕跡が見られないのです。
レントゲンの説明や治療方針の説明、治療内容の説明などがなかったのであればおかしいです。
他のちゃんと説明し、納得できる治療法を示してくれる歯医者を探しましょう。
歯の側面の虫歯でも、頬側や舌側ではその部分だけで済みます。
しかし虫歯は入口は小さく、象牙質という内側部分で横に大きく広がる特性があります。
なので、歯と歯の脇に虫歯部分が伸びていたり、噛む面の下に伸びていると、噛む面も削る必要が出てきます。
また、深く神経に近い場合には神経を取らねばならず、神経を取るには噛む面を大きく削らなければなりません。
以前は多少賭けになっても神経を残そうとしていましたが、国の医療費削減の号令のもと、短期間の再治療に対する規制が厳しくなった為に残す事が困難になってきました。
「神経を保護する処置をした場合には、虫歯部分は小さくても全体を削って冠をかぶせねばならない。」
「冠を被せた場合には、2年間以内に再治療した場合は医院側の負担にしなければならない。」
という事になり、
「無理に神経を保護するよりは神経を抜いてしまう。」
「無理に歯を持たせるよりは歯を抜いてしまう」
とように、より確実な方法しか選べないようになってしまったのです。
お礼
質問していたことを忘れていました。 誠に遅くなり申し訳ございません。 歯を治療する上で大変参考に成りました。 「冠を被せた場合には、2年間以内に再治療した場合は医院側の負担にしなければならない。」 これには大変驚きました。 歯医者側としては再治療は避けたいということですかね。 こんな医療制度があると患者としは再治療するのを躊躇してしまいそうです。