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高架化と地下化
調布駅と京急蒲田駅は駅構造は比較的似ていると思うのですが、 それぞれ地上から地下化、高架化されることが選ばれました。なぜそれぞれの場合で地下化、高架化が選ばれたのでしょうか? また、一般的に地下化と高架化の長所、短所は何でしょうか?
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- こげ まぐろ(@koge-magu)
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こんにちは。 電車運転士をしております。 地下化、高架化、それは自治体や沿線住民との話し合い、 そして費用や環境によって決められるモノで、どちらになるかはその事業の進展次第となります。 京急蒲田駅の場合、 ○近接する国道15号線と環状八号線との交差点、南蒲田交差点の立体交差化工事と同時進行で、地下化してしまうと国道のアプローチの都合で、鉄道側はより深く掘らなければならなくなる。 ○地下化すると途中駅での風圧の懸念から、速度を落とさなければならなくなる。 ○京急線は建植している信号機を見ての運転。地下化では見通し距離の事もあり、速度を制限する必要が出てくる。 ○連続立体交差化事業の始点である平和島駅、六郷土手駅、いずれも高架上の駅であり、そのまま高架線で作った方が線形が良い。 調布駅の場合、 ○将来構想として、笹塚~調布間は複々線にする計画があり、急行線は地下に造る予定です。地下ならば複々線事業を進めるうえでも容易。 ○駅前の都市再整備をするうえで、地下化にすれば景観やバスの発着場整備の面で都合が良い。 ○京王線も速度は出しますが、京急線ほどの速度は出さず、またATC(運転台に速度を指示する保安装置)なので、地下線でも問題は無い。 【高架化】 ※利点 乗客からの景観が良い。 風圧を考慮して減速運転する必要が無い。 ※欠点 騒音が発生する。 日陰が出来る(日照権の問題) 【地下化】 ※利点 都市景観が良い。 騒音の心配が無い。 ※欠点 風圧の問題 費用の件なのですが、 一概にどちらが高額かは決められません。 その土地の地盤や工事環境の難しさ、工事の進め方、そして補償に掛かる費用の事もあります。 工期が延びればその分費用は高額になりますから、 一概に高架化の方が低廉とは言い切れません。 また、優劣に関しましても、 その事業を行うに当たっての背景や環境の違いもありますし、 その為に説明会が行われている訳ですから。 一概に優劣を言うのも意味を成しません。
- yana1945
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現在西武新宿線が立体交差化(地下方式部分と高架部分、 周辺道路と同一高さがミックスした)が始まりました。 西武新宿駅から中井駅までは、現状のまま。 1)中井駅の真下を大江戸線が通り、地下化できない。 2)中井駅を過ぎて地下駅2駅。 3)野方駅の直前で地上に。 4)野方駅の下を環7が通り、地下化が出来ない。 5)ここからは、工事は10年以上先に開始です。 6)野方駅を出て高架に。 7)3駅を高架に。 8)井荻駅の直前に地上に。 9)井荻駅は地下と上空を環8が通り、電車は地上階しか 通れません。 10)環8を過ぎると高架に、 11)東伏見駅の少し手前で地上に。 コストは高架が安い。 万が一の火災にも高架が良い。 通過する地域事情で、地下化も避けられません。
高架にすると、建設費は安いですが、土地はそのままの面積が必要で、日照権などの問題、騒音の問題などは残ります。 地下化すると、建設費は高いですが、地上は他の事に利用が可能で、日照権は関係なくなり、騒音の問題も無くなります。
- kuma-gorou
- ベストアンサー率28% (2474/8746)
一般的に、鉄道を立体化するには、高架化の方が総事業費が安く付きます。 ただ、急勾配や急曲線は、避ける方が望ましいし、分岐線がある駅だと、列車同士が出来るだけ干渉せずにスムーズに運行できる事と乗換え等の利便性も考えた配線を考えなければならない。 一方、鉄道の立体化は、踏切の解消や都市再開発と併せて行われる事が多く、その場合、行政が事業主体になり、大部分は公金が投入されます。 つまりは、そう言う諸々の条件を総合的に勘案し、高架化か地下化が決められます。
- norikhaki
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京急は蒲田駅前後の区間が元々高架だったからでは? 京王線は住宅が接近しているので高架にする余裕が無かったので 連続立体化を地下化することになったからではないでしょうか。