• ベストアンサー

1つの会社が社会を変えた事例を教えてください。

1つの会社が社会を変えた事例を教えてください。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
回答No.3

https://www.youtube.com/watch?v=oNyvFg-Y8Bo 麻生太郎氏が外部大臣として印度を訪問した際、日本の援助でできた New Delhi 地下鉄の公団総裁から受けた「我々がこのプロジェクトを通じて日本から得たものは資金援助や技術援助だけではない。寧ろ最も影響を受けたのは働くことについての価値観、労働の美徳だ。労働に関する自分達の価値観が根底から覆された。日本の文化そのものが最大のプレゼントだった。」という言葉……。 上記 YouTube で紹介されている印度だけではなく、様々な国から日本の物作りや建設工事現場に於ける労働者の質に対して賞賛の言葉が贈られ、一緒に日本人と働いた海外の人々が「労働に対する考え方が変わった」という感想を抱く事例を数多く聞き及ぶのですが、QC (Quality Control) という概念を導入した日本は、生産される製品の品質のみならず、労働環境の様々な分野にまで QC の概念を応用して社会全体をもその質を向上させてきています。 1 つの会社が始めたことによって社会が変わった事例としては KY が判り易いのでは?……KY は「空気を読む」ではありませんよ(笑)。 「……1973年、中央労働災害防止協会派遣の欧米安全衛生視察団に参加していた住友金属工業 (現在の新日鐵住金) 和歌山製鉄所の労務部長は、ベルギーのソルベイ社を訪れた際、交通安全教育用のシートに目をとめ、危険を自らが危険と感じることにより、各自安全行動に努めるようになると考え、社内にプロジェクトチームを結成。その成果として KYT が誕生した。(Wikipedia より)」 KY とは「危険予知」の頭文字で、英語では TBM (Tool Box Meeting) と呼ばれるものです。 TBM……つまり、仕事を始める前に作業員達が工事現場の親方を囲んで道具箱の上に腰掛け、その日の作業を確認すると共に前日までの問題点とその解決策、危険防止策などを話し合ってから作業を開始するというもので、英語圏では TBM という言葉が (恐らく学術的な言葉として) 生まれてはいるものの、実際のところ、そんな面倒臭いことをする現場は極めて珍しいものでしょう。 しかし日本ではこの TBM の「危険防止策確認作業」を KY という言葉で取り出すことで、何処の工事現場でも必ず行う「安全確認作業」として定着させています。 実際、町を歩いていて、電気 Gas 水道といった土木工事現場の脇を通ると、どんな工事をしているのか、現場責任者が誰で工事発注社はどこといったことを示す告知板と共に必ず KY Sheet が貼り出されており、Building などの建設現場にも必ず貼り出されているのを見ることができます。 工事告知板は道路工事域を占有するための道路使用許可を警察から得なければならないことからも法的な規制の下で設置されるものですが、KY Sheet を貼り出すのは法的なものではなく、工事発注会社や工事元請け会社が下請け作業会社に対して安全対策の一環として義務付けているものでしょう。 KY Sheet の内容は毎日、或いは工区作業期間毎に書き直されており、毎回同じような内容を書き回しているとは言え、時には今までになかった真新しい事象に気が付いて、その危険を考察、対処法を編み出すことで新たな Know How が蓄積されていくことになります。……QC と似たようなところもありますね。 40 年前に日本に紹介された KY……QC と共にありとあらゆる労働現場に浸透して今では極当たり前のものになっているのですが、海外では決して当たり前のことではありませんし、40 年以上前の日本だってそんな言葉はなかったのですから、この 40 年の間に日本の社会では当たり前のことになってしまったもの……「1 つの会社が定型的な事前作業として始めたことが 40 年で日本の社会全体に浸透し、世界に冠たる安全管理国家と呼ばれるまでに社会を変えたもの」と言えるでしょう。 他にもいろいろとあるでしょうが、まぁ「社会を変える」ということは「日本全体に浸透する」ということですので短期間で社会が変わるということはなく、変わるには数十年を要するものが殆どでしょうが、KY とか QC はよく知られているものでしょうね。 QC は何処が始めたのか知りませんが、KY は上記のように何処の会社の誰が最初の音頭を取ったのかが知られているものです。

nazeka2015
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

その他の回答 (2)

noname#211894
noname#211894
回答No.2

ヤマト運輸 荷物は運送会社・郵便局に持っていかなければならないのが常識だった。 荷物を取りに来てくれるサービスを始めたのがヤマト運輸・クロネコ宅急便

  • lions-123
  • ベストアンサー率41% (4360/10497)
回答No.1

>1つの会社が社会を変えた事例を教えてください。             ↓ ◇マイクロソフト:コンピューターのOSを革命的に変革。 以降のパソコンの普及発展・スタンダードに貢献。