そんな単純な割り切りはできんでしょう。
私は13歳のときに10歳の弟を小児がんで亡くしました。
その意味を60歳の今までときおり考え続けました。
高校生になって極めて宗教に詳しい学生になっていました。
大学時代はニューエイジサイエンスに夢中になりました。
父と母にとっては実の息子を亡くしたわけで、母は一年中泣いて暮らして
いました。
父はおそらく、子供の死を機に落胆したのか毎日日課にしていた司法試験の
勉強をやめました。
そして高校2年の時、弟が生まれました。
母が43歳の時の子供で、親は甘やかし放題。
父母は「神さまがもう一度チャンスをくれた」と喜び
その子は高校まではなんとかやれたものの大学受験に失敗
マンモス私大に進み、地元の信金に就職したけど仕事で失敗すると
すぐに辞めて以降ずっと親の年金だよりのニート。
父が70代で亡くなるともともと高齢出産がたたったのかうつ病がちの母は
20年間寝たきりで、亡くなった原因もインフルエンザをこじらせて肺炎併発。
前世の負のカルマ?あまりに悲惨でむごい死に方ですよ。
霊性の高い低いは、何をもって測るのでしょう。父母はともに信心深い人たちでした。
私も影響をうけてかなり「魂の鍛錬」みたいな意識は持っています。
ただ、現実は多面的で、直視しても感じとれないことが多かったりします。
私にとっての弟の死は、強烈な事件でした。死という理不尽なできごとに向かい合うことで
この世代にいくらでもいる馬鹿なクソガキにならずにすんだのは間違いないですが
その意味をわかるには至らなかったです。
お礼
どうもありがとうございました。