床下収納とはどのような形態をお考えでしょうか。
最近のプレハブ住宅にみられるボックス形式の床下収納庫でしょうか。
江戸時代の長屋の熊さんみたいに、床下の地面に穴を掘って埋められるおつもりでしょうか。
いずれにしても「大切なもの」の種類によりけりです。
権利書や契約書のような紙の書類や、布などの類は地面よりも下に保管することはお勧めできません。
保管容器以前の話です。
日本は湿気の高い国ですので、あっと言う間に湿気てしまいます。
紙や布は湿気を吸い込みやすいので水に浸したようになってしまいます。
下手をすると書類としての効力が無効になってしまいます。
お札は耐久性があるので、銀行で交換はしてもらえます。
火災時の火焔周辺は相当に高温ですので、一斗缶程度の厚みでは中身はオーブンに入ったのと同じ程度に加熱されてしまいます。
金銀は熔けて形が変わっても金銀の地金としての価値は残ります。
ダイヤモンドは炭になってしまいます。
真珠、琥珀、珊瑚もOUTです。宝石としての価値はゼロになってしまいます。
ということで、長屋の熊さんのように瀬戸物の壺に小判をいれて埋めておく以外はお勧めできません。
家とは別なところに保管されることをお勧めします。
貸倉庫は大小さまざまあります。
貸金庫は銀行にあります。
土地に余裕があれば土蔵がお勧めです。
地震にも火災にも空襲にも耐えたものが沢山あります。
取りあえずということであれば、家具調で目立たない金庫が大小さまざま売られていますので、これを身近に置いておくのが一番便利で安心です。
耐火金庫であれば、ある程度の火災にあっても中身が保護されるように作られています。
一斗缶は鉄板にメッキをしただけのものですから、半年もすれば錆てきます。
魚箱のようなプラスチックケースのほうが錆びないだけましです。
燃えるのも蒸し焼きになるのも中身がダメになるのは同じことです。
お礼
詳しくありがとうございます。 耐火金庫が良さそうなので探してみます。 ありがとうございました!