質問者様(画家様)としては「このように見えたのだ」と仰るのでしょうけれど、単体の絵として見せられると「こんな風になるのは、おかしいとしか感じられない」と申し上げるより他ありあません。
まず手前のレモンですが、台に落ちた影がおかしいんです。レモンの斜めすぐ上(おそらく絵に入る位置)から点光源・無指向性のライトを当てたでないと、こういう影が落ちることはありません。
さらに手前のレモンは下に落ちた影とレモン自体の陰影がマッチしていません。後ろのレモンに手前のレモンが落としたらしい影は、台に落ちた影と光源が違います。手前のレモンの陰影と、後ろのレモンに落ちたらしい影の境界がはっきりしないため、手前のレモンが歪んでいるようにも見えます。
どうなっているのか、よく分からない絵です。こういう絵を見せられたら、たとえ見たままを描いたのであっても、「想像で描くにしても、どうなるか考えて描くべき」と評するしかありません。もし「いや、見たままだ」と言われたら、「こうなるはずという思い込みがあるのか、見ていながら見えていない」と答えることになります。
以上は、できるだけ見たままを描こうとした場合についてです。もし、見た者に何らかの違和感、齟齬を感じさせる意図があるなら(例えば、シュールレアリズム的な手法を試みた、等)、評価としては別になります。ただ、写実でないことを意図した絵だとすると、あまり功を奏していないように見えます。
お礼
ご回答ありがとうございますm(_ _)m 分かり易いアドバイスありがとうございます。精進します