ご質問いただきましたので、再び失礼いたします。
※あなたは、ご主人の素行及び言動に耐えかねて離婚を決意されました。その次は、離婚の条件を可能な限り有利に取り決めて母子の生活の安定を図らなければなりません。この基本は揺るぎないものとして理解されているものと判断してアドバイスを差し上げています。又、私はアドバイスさせていただいた件に関しては責任を持つ。と、いう姿勢で対応しています。そこで、再々度のご質問に関するアドバイスです。
●主人は単身手当て、家族手当て等減っても手取り30万程。私は養育費を7×2で14万を希望。無理な額ですか?
↑詳細は分かりませんが、あなたと子どもさんの生活費はご主人1人分の半分で良いのですか。確か、先のご質問の際に申し上げた気がするのですが、ご主人とは円満に、公平に結婚生活の精算ができないようですので、離婚に際して結婚生活の精算は、あなたの希望を伝えて調停で決めてもらいましょう。
離婚後の養育費はご主人とあなたの年収。子どもさんの人数と子どもさんの年齢によって家庭裁判所に算定表があります。その算定表には、たとえばですが10万円から12万円。と、言うように2万円の幅がもうけられています。この幅の中で各家庭の実情を考量した上で決められます。
●又将来の年金分割分を先倒しで主人の名義の今住んでいる家に家賃支払う形で相殺して、住み続けたいと思うのですが、もし年金分割先倒しで主人からもらえ無ければ、慰謝料が無理なら解決金?やとにかく主人から貰えるお金で家賃を…と考えているのは通りませんか?
↑あなたの希望が通る通らないのか、という考え方は、あなたが裁判官とか調停委員になった様な気持ちで自分のことを考えていることに気づきましょう。このような考え方は、自分の希望を述べるのでは無く、最初から相手がこんな事聞いてくれるだろうか。と、いう姿勢なのです。こういう姿勢で調停とか裁判に臨むと、あなたにはこれと言った希望は無いのである。相手任せでも納得する人なのだ。と、いう判断をされます。あなたが正しいから、といっても法律はあなたを守ってくれません。正しいのならその正しさを証拠と共に主張し、相手に自分の要求を聞き入れるべきだという、主張をしなければなりません。
●下の子が成人する後10年と思って居るのですが…。因みにローン残1800万、今売却したら0又は若干ローンが残ります。
月の支払いは78000円で、主人は別に売ってローンが残るなら支払い続けても良い。私が住み続けるなら、ローン返済分を家賃で支払うように言われましたが、78000も無理なので、相殺して、または減額してもらっては40000位にならないのかと提案しましたが、支払う義務が無い物を支払うつもりは無いと言われました。私の提案が無謀なのでしょうか?
↑先のアドバイスとダブルのですが、あなたが勝手に自分の要求は無謀では、と考えることがそもそも負けです。仮に調停委員に無謀だと言われても、私は無謀だとは思いません。当然の権利だと考えます。と、いって、私は今離婚すれば再婚の可能性は限りなくありません。夫と一生共にする覚悟で結婚しました。そして、子どもも授かりました。この家族生活を崩壊させて人生の方向転換を余儀なくさせたのは夫です。生活の場所を確保したいと主張するのは当然の権利だと考えます。
と、言うようなことを言えば良いのです。話はそれましたが、お尋ねの住まいの件は、財産分与に関する項目ですので、これは別件でジックリとこの件だけを後回しにしても良いので協議すれば良いのです。住まいの件はゆっくりした進めた方があなたのケースだと有利になります。調停が整わなければ審判に移行すれば良いのです。
●後、現在会社で、抽出年金?←違うかも知れません。…をかけていますが、それと、退職金と婚姻期間分?貰えるのでしょうか?因みに婚姻期間は19年です。
↑ご主人の退職金は、結婚されてから離婚までの期間の退職金の半分が、離婚の際に精算されるご主人の退職金になります。ただし、結婚されてからあなたが無職(少しくらいのパートならいい)で専業主婦の場合(期間)が対象期間になります。
あなたの場合、結婚後19年だと言うことですので、現在までの19年間の退職金がいくらになるかが問題です。これは、ご主人の会社に計算してもらわなければ夫婦分割の金額は出ません。したがいまして、この要求は裁判所を通じて、ご主人の会社に問い合わせることになります。
黙っていては裁判所は何もしてくれませんので、退職金の他、年金分割についても離婚の際に解決しておくべき問題です。とりわけあなたは結婚生活の精算に際して、次の要求をしましょう。慰謝料、正式離婚が決まるまでの間の生活費、離婚が決まった後は養育費、財産分割、これは預貯金と不動産を分けて考えるべきです。退職金及び年金の分割、これらは正当な要求ですので必ず請求しましょう。
その他にもちろん親権も含まれます。分からないことは裁判所に聞きましょう。自分で調べられないことは裁判所に調査を頼みましょう。裁判所は、必要だと判断した件の調査はしなければなりません。(必要だと判断するかどうかが問題ですが・・・。)しかし、当事者の申し立てがあれば関係機関に問い合わせるなりしての調査はしなければならないのです。従いまして分からないことは裁判所を通じて調べてもらいましょう。何よりもあなたの「こと」に対する姿勢が問題になります。気持ちを強く持って頑張りましょう。
お礼
毎回親身な回答頂きありがとうございます! やはり養育費にしても12~14万の幅のうち主人は12 私は14万の要望ですし、住宅にしても私は半額、主人はローン月返済分。しかも固定資産税は折半。家の何か修理がかかる時は住んでる人の支払いで。 と言います。 話し合いは無理です。 調停なのですね。 私は最初から強い意志を持ち主張して行けば良いのですね。 本人は調停から弁護士を雇うと言っています。 私は頼むお金も親に頼るのも申し訳無いので、雇うつもりは有りませんが、弁護士を頼む主人と度素人の私では弁護士を付けた方が有利に動くのでしょうか? 主人は1日でも早く離婚したいと言います。 主人は自分の年収780万で貯金が無いのはおかしい! 家計簿を確認させてもらう、と屈辱です。 単身赴任との二重生活。主人の車、リフォーム。 子供の入試等貯金も底付きました。 タイミング悪く今が一番無い時ですが、 私にへそくりが有ると思っているのです。 近々通帳を寄越せと言われました。 離婚するまではと言いましたが私が持ち続ける事はできますか? 調停ではあくまで自分の希望が通るかわからなくてもちゃんとした意志を持って伝える事が大切ですね?