日本の銀行の場合、下記のいずれかの方法でクレジットカードを発行しています。
(A)自社クレジットカードを発行し、その利用代金の支払いは自社の銀行口座から引き落とす
(B)クレジット会社との提携クレジットカードを発行し、その利用代金の支払いは自社の銀行口座から引き落とす
実はクレジットカードは「1回払い」でも、お店側が決済額の数%を「カード決済手数料」として負担しています。
正確には、クレジット会社がお店側に立替払いするときに、カード決済手数料を差し引いて支払います。
(例)1万円のカード決済で、手数料率3%の場合。
・お客がクレジットカードで、1万円の商品を購入
・お店が1万円のクレジットデータを、クレジット会社に送る
・クレジット会社は9700円をお店側に立替払いする
・クレジット会社はお客に1万円を請求する
・お客の口座から1万円を引き落とす
クレジット会社は1回払いでも、300円の決済手数料を得られます。
銀行は、クレジット会社から「引落手数料」を得られます。
(B)の提携クレジットカードの場合、そのカード発行手数料はクレジット会社が負担します。
つまり、銀行はカード発行手数料が掛からず、お客がカード決済すれば引落手数料が得られます。
(A)の自社クレジットカードだと、カード発行手数料は負担しますが、お客がカード決済すればカード決済手数料が得られます。
年会費を取る場合もありますし、お客が分割払いやリボ払いという支払方法を選択すれば、それぞれの利息手数料が得られます。
基本的には、何らかの手数料収入があるから、銀行はクレジットカードに関わるわけです。
お礼
ご丁寧に教えていただきありがとうございます。すっきりいたしました。いい勉強になりました。助かりました。