述語としての「形容詞+です」は正しい日本語か?
長年に渡る疑問です。
昔(40年位前),学生の頃,ある先生が,
「彼女は美しいです。」は日本語として間違っている。
この間違いは英語教育の影響である。
と仰っておりました。つまり,
She is a student. を日本語に訳すと「彼女は学生です。」に引きずられて
She is beautiful. を「彼女は美しいです。」と訳すのが原因だ,というのです。
英語は必ず動詞が述語になるので,上記の文では主語Sheのあとに動詞isが続き,
この場合のis(be動詞)は不完全自動詞なので,形容詞beautifulが補語で続きます。
日本語では,形容詞や形容動詞が述語になれるので,本来は,
彼女は美しい。 で完全な文になります。「です」は不要なのです。
ですから,当時の先生が仰っていた通り,「彼女は美しいです。」は日本語としては
正しくないと思われます。
しかし,数年前,大学で日本語を教えている先生に尋ねる機会があり,
このことを尋ねたところ,「彼女は美しいです。」は標準の日本語である,と仰いました。
そのときは時間がなく,詳しく説明していただけなかったのですが,「標準」ならば,
本来は「非標準」であったが,使用が多いために,いつからか認められるようになり,
現在では「標準」の日本語,と考えられるようになったのか,
それとも,元々「標準」言い換えると「正しい」日本語だったのか,どちらでしょうか?
同様の表現で,
「○○さんは,いますか?」「いいえ,いないです。」 や
「××は,ありますか?」「いいえ,ないです。」 などもよく耳にしますが,
これらなどは,私は抵抗があります。でも,「標準」ですか?
「標準」なら,昔からですか?それとも,割と最近になってからですか?
この例の場合,「いません」や「ありません」が「正しい」日本語に思えます。
「いない」や「ない」ではぶっきらぼうな印象を与えそうで,
「です」をつけて丁寧な表現にしようとした,のだろうと想像しますが,
やはり「正しい」とは思えません。
逆に,「いた」「あった」場合,「はい,います」「はい,あります」といいますが,
「はい,いるです」や「はい,あるです」とはいいませんよね。
「いないです」「ないです」が「標準」あるいは「正しい」日本語なら。
「いるです」「あるです」も「標準」あるいは「正しい」日本語でなければ
おかしいと思うのですが…。
日本語を研究している方の目に留まったら,お答えいただけると幸いです。
まじめな疑問なので,まじめな回答をよろしくお願いいたします。
お礼
回答ありがとうございます。 来世とは言い過ぎではないでしょうか。 う、かあたりはカタカナとも類似してますが、ギャル文字はよめません。 男に欠点はあってはいけないので、女子語はいっそなくなってほしです。