- 締切済み
パンフォーカスで写真を撮りたい
しかも広角ではなく、望遠で撮りたいと思っています。 流行りの「ボケ」はもう飽きました。 でも、望遠レンズを見ると多くは被写界深度が浅いようです。 アオリとかを使うと、この問題は解決されるのでしょうか? どなたか詳しい方がいらしたら、お教えねがえませんでしょうか? 尚、カメラはGH2を使っています
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
みんなの回答
- sibamasa
- ベストアンサー率0% (0/1)
皆さんがアオリについて説明されているので、私は今持っているであろう機材でパンフォーカスにする方法を一つ。 というかこれでほぼほぼ解決出来る気がしているのですが。写真系の大学院博士なのでそれなりに信憑性ありですよ。 まず被写界深度の深い浅いをもう一度考えましょう。 被写界深度に関係するのは、焦点距離・撮影距離・レンズのF値の3つです。簡単に書いて行きますね。 焦点距離は望遠になるほど被写界深度は浅くなります。望遠 浅い - 広角 深い 撮影距離は近くなるほど浅くなります。近い 浅い - 遠い 深い レンズのF値は開放値に近いほど浅くなります。F1 浅い - F64 深い これらをふまえた上で、被写界深度コントロールして撮っていきましょう。 望遠でのパンフォーカスの醍醐味は背景が近くなることです。ダイナミックになる分、背景に気を配らないとなかなかどこを見たらいいのかわかない写真になってしまいますけどね。逆に広角だと背景は遠くなります。空間を写すのにはもってこいです。 上記した様にちょっと望遠は被写界深度的に不利ですので、撮影距離とF値でカバーしていきます。 何を普段撮っていらっしゃるのかわからないので、人物撮影の前提で書いて行きますね。レンズは200mmくらいの前提で。人物撮影ですので、晴れ限定でいきます。(F値に対したシャッタースピード的な意味で) まず声が届くかどうか限界の距離くらいに離れます。200mmならそれくらいでokです。きっと人物が小さめですけどトリミングしましょう。ここが望遠でのパンフォーカスの弱点ですね。風景の場合はシャッタースピードをある程度犠牲に出来るので、三脚でカバーしてトリミング無しもいける画角に納めても大丈夫かと思います。 F値は16以降で絞りすぎない程度が望ましいです。絞り過ぎちゃうと回折という現象が起きちゃいます。F22辺りでいいんじゃないでしょうか。回折についてはここでは深く扱いませんね。 こういった感じで撮影したら被写界深度のかなり深い写真が撮れます。広角のパンフォーカスが多いのは、被写界深度を深くする要因の一つだからということです。 アオリはそれなりの理由があってアオリます。その機能がついたレンズを買う事を検討されているのなら、一度私の書いた内容を試してみてからでも遅くはないですよ。はっきりと書いておきます。アオリが必要になる撮影は一般撮影には滅多にありません。でも覚えてみたら面白いですよ。
- srxmk3pro
- ベストアンサー率53% (527/980)
ご存じかもしれませんが、被写界深度は、本来、1点でしかピントはあわないが、ずれが極小なら「ピントがあった」ように見えることを利用しています。 その為、極論してしまえば、撮影倍率とレンズの有効径に依存します。 広角レンズは撮影倍率が低く・広い範囲が写るので、同じ距離なら望遠レンズより被写界深度が深くなるのであって、近距離では撮影倍率が上がり、被写界深度は浅くなります。 またレンズの口径が小さくなるほど、ピントが外れることによる像の膨張が抑えられ、被写界深度が深くなります。実際のレンズで絞りを絞れば、被写界深度が深くなります。 したがって、望遠レンズでも撮影倍率を抑え(=遠くから撮る)、絞れば、それなりに被写界深度は深くなります。 理屈の上では、絞りを絞るほど被写界深度は深くなるのですが、絞りを絞り過ぎると画質の劣化がおきる為、35mmフィルムカメラやそれに準じたデジタルカメラでは通常ではF22、一部のレンズでF32までです。かつてシグマが、実験的にF64まで絞れる135mmレンズを出したことがありますが、画質の悪さとその割には大して被写界深度が上がらない為、失敗に終わりました。 http://news.mapcamera.com/maptimes.php?itemid=21113 また「アオリ」を使うことで、複数の距離の被写体にピントをあわせることができるのは、ある意味で事実です。しかしそれは被写界深度が深くなるのではなく、本来、カメラの正面に展開する被写界深度の範囲の帯を、斜めにずらすことにより成立するので、その条件から外れれば、本来の距離・焦点距離(=撮影倍率)・絞りに応じた被写界深度になります。 また、その構造上、極端な望遠レンズは作れず、キャノンで90mm、ニコンで85mmがあるぐらいです。
お礼
詳しくありがとうございます。いろいろと試しながらでないと理解しずらいですね。少しずつ、やってみます
- Kon1701
- ベストアンサー率24% (1445/5856)
ティルトなどで近いところから遠いところまで広い範囲にピントを合わせられることがあります。 ただし、被写体や撮影角度が限られますから、普通にいう被写界深度を深くすることはできないです。
お礼
そうみたいですね。みなさんのお答えいただいた話から、いろいろと分かってきました。ありがとうございました
- kuma-gorou
- ベストアンサー率28% (2474/8746)
普通のレンズは、レンズの光軸に対し垂直の特定平面にしかピントが合いません。 広角レンズだとピントの合う幅が広く見えるのは、被写界深度の働きで、厳密には、特定の平面にしかピントは合っていません。 アオリと言うのは、レンズと結像面の関係を平行移動させたり、光軸と垂直の関係を崩しピントが合う平面をコントロールする事を言います。 とりわけ、貴方が言われるのは、アオリ機能の中で言うところのチルトとスイング。 細かい説明は、蛇腹式ビューカメラの使用経験者でないと理解し辛いので省略しますが、GH2にそのような機能はありません。 ニコン・キヤノンの一眼レフには、アオリ機能付き交換レンズがラインナップされていますが、これとて望遠レンズのカテに属するレンズはありません。
- 18OSX
- ベストアンサー率42% (553/1290)
アオリ撮影の「ティルト」「スイング」を使えば「一見すればパンフォーカス」な写真なら撮れます。 が、光軸を傾けてピント位置を送っているだけですから、被写体が平面ならいいですが 立体物なら必ずどこかにボケた部分ができてしまいます。 つまり、本来はピントの合っていない部分がレンズの光軸を傾けることでピントが合ってしまうぶん、 本来ピントが合っている箇所のピントが外れてしまうことになるんです。 そうした意味でアオリを使って「パンフォーカス」の写真を撮ることは不可能です。 が、今ならソフト的な画像合成処理でほぼ完璧なパンフォーカス画像(写真とは言えないかな)を得ることができます。 http://shuffle.genkosha.com/software/photoshop_navi/photoshop/8230.html ピントを少しずつずらして撮った画像を合成しますから動くものの写真には不向きですが 風景写真や静物写真ならこれで充分です。 最近の広告写真ではアオリレンズを使うよりこっちのほうが多いです。
お礼
スチルでは有効ですね。ムービーを考えていたので、アオリを試してみたいと思います。ありがとうございました。
- tomban
- ベストアンサー率26% (2616/9771)
>アオリとかを使うと、この問題は解決されるのでしょうか? 解決「されません」。 ちょうどいいサイトが見つかりました。 http://seimas.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/canon-ts-e-5732.html こちらがわかりやすいかと思います。 「写真は平面、被写体は立体」ということを頭に置くと、わかりやすいかと思います。 ただし「無限遠に近い被写体」は、そういった意味では「パンフォーカス」とも言えそうな気がしますね。
お礼
なるほど、そういうことなんですね。ありがとうございました。
お礼
いろいろ詳しくありがとうございます。実験してみます