霊などいないとは申しません。しかし霊や死に神、悪魔の存在を軽々しく私たちの生活に持ち込むのは悪意としかいいようがありません。考えてみてください、いったい誰がdesakuさんに祟っているのでしょうか。身に覚えがあるならその方との関係を修復すればよいだけの話で、一方的に不条理を持ち込むだけの存在など自分の力で追っ払えばよいだけの話です。
前向きでまじめに生きようとする人間に対して一方的に悪さを働く霊がいるなら、殺人やさまざまな形で他人を苦しめている本当の悪人こそ祟られてしかるべきなのに、悪いやつほどよく眠る、の言葉通りの例はいくらでもあります。
サリンで無垢の市民を何人も殺した連中が刑務所の中で霊にたたられて狂い死にした話は聞いたことがありません。同じように、テロの首謀者、戦争で何人も殺した指導者、原爆を作って何万人もいっぺんに殺した国の責任者、国民を饑餓やひどい悪政で苦しめている指導者、もうかっているのにリストラと称して社員のクビを切りまくった経営者、学校内のひどいいじめの加害者、子供を虐待したあげく殺してしまった親、DV親父、ギャンブルや借金のあげく強盗殺人を犯す奴、などなど枚挙に暇がないとはこのことですが、みなさん刑務所の中にせよ、全く祟られている様子もなくのうのうと生きていらっしゃいます。
自分自身の生活態度に反省する点があるならともかく、自信を持って生きているなら気にする必要は全くありません。最近でも何千万円かのお金を自称霊能者にだまし取られたとかの話を聞きますが、霊がついているので治療と称して棍棒で殴り殺された例などを見聞きすると、やはり一番怖いのは生きて口があってしゃべることのできる人間そのものでしょう。
もし霊があるとすればこの世の出来事にすべて原因があります。輪廻思想もオーム真理教のポアの思想に色濃く影響を与えています。仮に実際そうだとしても現世のわれわれがそれを前提にして行動する必要はありません。懸命で前向きに現世を幸福に生きようとする努力をまっとうに取り組むなら、霊など寄ってはきません。
これは仏教のさる宗派の偉いお坊さんの講演で聞いた話でして、強く印象に残ったので紹介させて頂きました。ついでに霊とは、優しく思ってくれた人の思いが、いつまでも心の中で自分を勇気づけてくれる、悲しくもほのかにあたたかいそんな思いとともにあるもので、脈絡もなくストーカーのように他人につきまとうものではありません。生き霊や悪霊の悪行を信じるとすれば、それは心底社会や人間に対する不信感がぬぐい去れない自分の心の弱さに起因するもの、とあえて申し上げておきます。
お礼
RES有難う御座いました。ご意見の通りこの世の中は不条理な事で充満しています。数学や科学の様に「これだ!」とスッキリした回答が欲しいところです。自分は、霊とか輪廻とかはどちらかと云えば信じる方です。善の神も居れば悪魔もいるような気がします。 しかし、あまり気にし過ぎてもしょうがないので囚われずにいきます。