オープン価格に何円という決まりはありません。
大量購入とかすれば、1台当たりの単価は下がります。
それを嫌っているのが「素ONY」です。
販売店が、仕入れ価格を読まれないために仕掛けた1つの「封殺技」です。
昔は「定価制」だったので、店の仕入れ価格は、定価の55%が相場でした。
言い換えれば、10万円の商品の仕入れ価格は、5.5万円で、それにいかに近づけるのかが、購入者の「値切り」テクニックでした。
また、裏を返せば、オープン価格にすることで、メーカーからの仕入れ価格が不明瞭になり、購入者のいたずらな値引き交渉に応じなくて済む事もメリットですね。
でも、悪く言えば、量販店の大量購入に価格差を設けたい&利益を確保したいメーカー側の利害一致もあったのでは?
だって、よく考えてみてください。
今、エアコン(冷房専用)なんて、39,800円で本体購入と取り付け工事代金が含まれているのですよ。
エアコン取り付け費用は、外注業者に1件8,000~10,000円で、発注しているんですよ。
で、仮に店舗に10,000円の利益があるなら、仕入れ価格は、29,800円未満ですよ。
経費が50%と考えれば、本体の仕入れ価格は、15,000円程度です。
私は、メーカーが数量ボリュームというより、ダンピングを悟られないために選んだ道と考えます。
同じ商品をネットショップと実店舗、個人商店などで比較すると、個人商店とネットショップでは、2倍の価格差があります。
いくら、大量購入が安いとはいえ、価格差がありすぎます。
これは、各メーカーが価格ダンピングを行っていると考えるべきです。
あっそうそう、量販店で売られているエアコン、中身はここ数年のモデルですよ。
外観(キャビネット)が、量販店ごとに変えてあるだけなんです。
安いモデルは、機能を省いたモデルですので、メーカー側は、元が取れているんですよね。
お礼
回答頂きありがとうございました。