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御守り お寺と神社で違うの?
新聞で湘南地方の神社にウルトラセブンのアイスラッガーの型をした御守りがあるという記事を読んでいて、ふと思ったのですが、お寺と神社では御守りの作り方や御守りの祀り方に何か違いがあるのでしょうか。 少々、興味本位の質問で恐縮ですが、ご教示いただければ、幸です。
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御守りと一口に言っても、一年ごとに取り替える一年護り、合格祈願などのように期限を切って祈りをこめる満願守り、一生身につけている一生守り(身護り)など願いによって様々です。しかしその起源は身護りと祈願札の二つだけです。 また神社での祈願では普通はどの神様にと言う特定の神様に願うことはありません。祝詞も主祭神と八百万の神々達と全部に対して言います。大祓い祝詞を見ても判るように一つの神様が何かをするわけじゃないからです。一方仏教では特定の仏に対して祈願を行ないます。ナムという言葉は「帰依する」「すがる」という意味で上杉謙信のように毘沙門天に帰依するという感じです。 なので仏教の場合ではどうしても神道よりも御守り自体が仏という感覚が強いのではないかと思います。成田山新勝寺では祈願の護符を御神札と同様に供物を供え祀ると言う様式をとっている場合も多いようです。神道でも同じように祭るというところもありますが仏教ほどではないようです。 もともと身護りは寺社の境内の砂や石、御神木の実や葉或いは木っ端、神社から頂く神饌の米などを袋に入れて持ち歩くことが起源となり一升持ち歩いた、或いは生まれた土地の氏神社の期札を入れて身分も確かめられたりしました。 近年ではそういった目的だけではなく持っていて楽しいという感覚も備えるようになりました。密教系の考えでは仏なのでムリですが祈願であれば形にこだわる理由は無いと言うわけです。 以前は刀の形の太刀護りで難を斬るなどありましたが、川崎市日枝神社で個人的つながりからキティちゃんお守りが作られ、以降あっという間に個性的な御守りやコラボ的なお守りが増えていきました。 お寺では本山や檀家戸の関係からなかなか実現が難しいのかもしれませんね。八王子の了法寺などは珍しいかもしれません。 一方神社の多くは関係あると言っても束縛されることは少なく、かなり自由に神社個々の最良でできると思います。これは元々個々であった神社が集まっただけという関係から来るものでしょう。 専門メーカーが他種企業とコラボする場合、川崎日枝神社のように個人的に製作メーカーに委託する場合、或いは今戸神社の猫のように昔から独自に個人的つながりで委託している場合など様々です。
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お寺がお守りを出してるっていうのがそもそも不思議だけどね。 神社は神様からの加護やご利益を・・・と思うけど。 お寺の場合ってなんなんだろうね。御札や数珠ならまだわかるけど。 神社と寺が、っていうよりももうこれは各神社各寺ごとにすら違うものだから。 正確には祀ってある神様の差でしょう。(あと予算の関係) たとえば弁天を祀ってあるところのお守りは芸事上達・縁切りのお守りが一般的で 恋愛成就はNGですよね。(弁天は芸事の神様で嫉妬深い) うちの近所はスサノオ祀ってあったけど、多分魔除け厄除けのお守りが効能があって 学業だの恋愛だのはNGでしょう。 でも、それだけじゃやっていけない(経営が)のが現実で 買う側からしても「神社来たからなにかお守り・・・」程度の感覚で買うものになっているから いい意味のやつなら「あれば売れる」ということで雑多に作ってるでしょうね。 これが土地神さまだとまたちょっと違うんでしょうけどね。 余談だけど、あのお守りは工場とかでライン製造してるのも多くあり、 でも結び目は人力なのでノルマや求められるスキルがあるとかで。 結構「なんでこんな面倒な仕事を・・・」と呪い込められる場合があるとかないとか。 はたらくってたいへんですよね。
お礼
なるほど! 明快、且つ、読んで楽しい解説をしていただき、ありがとうございました。
お礼
なるほど! 懇切丁寧なご教示をいただき、ありがとうございます。