今までに判っている事(複数の報道よりまとめ)
出港が2時間遅れだったため、荷物の固定をしっかり行わないで出港(荷物の固定を確認するのに最低でも10分は必要なのに、荷積み後4分足らずで離岸し出港したのが港の監視カメラで確認された)
現場付近は、航路上の進路変更ポイントで、本当は減速してから転蛇(方向転換)しなければならないのに、遅れを取り戻そうと、ほぼ全速力で転蛇を行った(と、乗組員が証言している)
そして、ほぼ全速力で転蛇を行ったため、転舵時に操船ミス(実際に舵を操作した操舵手が「いつもより余計に舵が切れてしまった」と証言)が起きた。
操船ミス(舵の切り過ぎ)で船が大きく傾いたが、通常であれば問題ない傾きの筈が、出港を急いで荷物をきちんと固定していなかった為に、傾いて荷崩れが発生した(と思われる)
通常なら問題無い範囲で傾いたが、荷崩れにより傾きが元に戻らず、そのまま転覆した(と思われる)
転覆後、避難誘導すべき乗組員が避難指示を出さず、船内アナウンスで「危険なので、その場で救助を待つように」と指示(生存者の多くの証言あり)
船内の乗客に、自己判断能力がまだ充分に育ってない「高校生」が多かったため、多くの乗客が船内アナウンスに従ってしまった(元海兵隊の乗客は、アナウンスを聞いたが、それに従わず、自力で船外に脱出し、救助された)
船内アナウンスに従った多くの乗客は、船内から脱出できず、船が沈没し、多くの被害者が出た。
被害拡大の原因は、船長以下の安全意識の低さと、遅れを取り戻そうとして荷の固定を怠った、遅れを取り戻そうとして減速せずに転舵した、船長らが避難指示を怠った、船長が一般人に紛れて先に逃げてしまった、など、人為的なミスと人為的な規則違反が重なった為です。
お礼
詳細な回答ありがとうございます。 今後、このような不幸な事故がおきてほしくないです。