まぁ「はったり」でしょうね。殆ど見えないはずです。
セイフティーには大きく分けると5種類あります。
1、マニュアルセーフティ。これは本体の左側、若しくは両側についています。殆どが30度程度動いてシアやハンマーの動きを規制して撃発出来ないようにします。
文字通り握った手の親指で操作するものが大半です。
2、インターナルセーフティ(オートマティックファイアリングピンブロック等)。最近のものは殆どこれを装備しています。これはトリガー(引金)を完全に引ききらない限り、撃針を解放しないので理論上は銃を落としても暴発しません。
3、グリップセーフティ。握るところにセーフティがあり、しっかりと握らない限り引金が引けない構造です。
しかし、COLT M1911(通称ガヴァメント)の様に前時代的なもので最近はガヴァメントコピーでもない限り装備されていません。
4、トランスファーバー、ハンマーブロック。これはリボルバーの内蔵型セイフティーで、トリガーを引ききった時のみファイアリングピンがプライマー(雷管)に届くようにブロックしたりするものです。
5、撃針の長さ。正確にセイフティと呼べないのですが、撃針はスプリングによって絶えずプライマーから遠い位置に固定されるように設計されていますし、単純に押しただけでは長さが短くて届かないようになっています。ハンマーの打撃の勢いがついて初めてプライマーまで届きます。これも単純に落としただけでは暴発しないようにするためです。
因にトカレフにはセーフティと呼べるものはありませんが、ハンマーを1/4コック(起こす)事によって、ハンマーもトリガーも動かなくする方法を使います。
実際これらのセイフティがあるので、報道でよく云われる「暴発」と云う表現は少々間違ってると思います。
「誤射」が正しいのではないかと。
お礼
回答ありがとうございます。 また、詳しい解説ありがとうございます。 どういうオチになったのか話しの内容をよく覚えていないのですが、実際にセイフティがかかっていたものと記憶していますのでハッタリではなかったと思います。主役級ですし(笑)