• ベストアンサー

JAZZの名盤・オススメ盤を教えてください

 どのジャンルの音楽にも「不屈の名盤」と言われるようなアルバムがあると思いますが、JAZZでは、どのような作品があるのでしょうか?  代表的な作品、あるいは、それが載っているサイトなんかをお教えください。よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • altosax
  • ベストアンサー率56% (473/830)
回答No.3

こんにちわ、あたらしいジャズファンがひとりでも増えていただけると思うと、ほんとうに嬉しくなってしまいます! 不屈の精神のジャズ名盤、というと、「プロテスタントジャズ」などという名称で呼ばれている一連の作品群になります。 これは、1960年代に「黒人公民権運動」という、人種差別撤廃の社会現象があったのですが、ここでもジャズミュージシャンが大変活躍をしまして、人種差別に反対する政治的な不屈の反逆精神がこめられた、1960年代という時代に特有の音楽メッセージのスタイルになっています。 不屈のプロテストジャズの代表的プレイヤーは、 チャーリー・ミンガス(ベース) マックス・ローチ(ドラムス) ローチの妻のアビー・リンカーン(ボーカル) が特に有名です。 チャーリーミンガスの不屈精神がもっとも強烈に反映されている作品に「フォーバス知事の寓話」という曲があります。これは、ある州の実際の知事を徹底的にこきおろした音楽なのですが、スピーカーから聞いているだけでも、鳥肌が立ったり、涙が出てしまったり、また、愚かしさの表現方法に苦笑が思わずでてしまったり、というものすごい作品です。(彼の代表曲なので、いくつかの複数のアルバムによく採用されている名曲です) マックスローチとアビーリンカーンの夫妻の作品では、夫婦揃った合同作品として非常に歴史的に名高い「ウイ・インシスト!(我々は主張する!)」、また、ローチ個人では「フリーダムナウ(今こそ自由を)」が有名です。 1960年代の不屈の精神とは別に、#1と#2のみなさんがお答えくださっている、ジャズ全体の歴史から見て、どんなに年月を経ても決して古びない、という意味の作品は、 不朽(ふきゅう)の名盤、と言うことのほうが多いみたいですね。 「不朽の名盤」につきましては、これからジャズに入っていきたいな♪と思う一方で、はて、こんなにたくさんのアルバムからどれを聞いたらよいのでしょう??と、初心者のみなさんにはいつも悩んでしまうことですよね。 でも、ご安心ください♪ わが国にはとてもよい道しるべがあります。 終戦直後から創刊されて今なお日本のジャズ界をリードする「スイングジャーナル」というジャズの月刊誌があります。 このスイングジャーナル誌の評論家が検討委員会を開いて決定した、「個人的な思い入れなどの片寄りがなく、ほんとうにジャズの歴史の中で客観的に重要な名作」として選ばれた作品群があります。 それが、 「スイングジャーナル選定ゴールドディスク」と、 「スイングジャーナル選定名盤蒐集倶楽部」 という2種類の選定盤です。 これらのCDは、お店に行くと、勲章のようなラベルのマークがついていますので、すぐにわかるようになっています。 サイトでの紹介については、いろんなところでされていますので、 ゴールドディスク 名盤蒐集倶楽部 というキーワードで検索をすると、いろんな先輩ジャズファンのみなさんたちが、思い入れをこめた紹介をしてくれていますよ♪ では、すてきなジャズの世界への扉を、ぜひ開けてみてください!!

akirako
質問者

お礼

 ご回答ありがとうございます! 「不屈」と「不朽」の違いも、本当に分かりやすく解説していただいて、為になりました。まずは、ゴールドディスクと名盤蒐集倶楽部を手がかりに、聴きあさってみたいと思います。また、分からないことがあれば、質問いたしますので、その時は、ご回答のほどよろしくお願いいたします。

その他の回答 (2)

  • rider777
  • ベストアンサー率33% (74/218)
回答No.2

こんばんワ!書かせて下さい。 JAZZというジャンルで「不屈の名盤」と言われる物は、 そのアーティスト毎に山ほど存在してますが、私は必ず、 絶対マイルス・デイヴィスを如何なる時もお薦めします。 言わずとしれたJAZZ界絶対無比の「帝王」なわけですが、 「帝王」と言われ続けた所以は、 1.どの年代でも発表された作品に駄作が無い事 2.才能を発掘する「才能」が神がかり的で、関わった  ミュージシャンは全員超一流となっている 3.没後、現在に至っても彼の流れを受けたミュージシ ャン達が後を経たない 4.時代を見極める「才能」も神がかり的だった などなど挙げたらキリがありません。 駄作なしの作品群からあえてお薦めメニューを作成しましょう。 49年 「クールの誕生」 51年 「ディグ」 54年 「ウォーキン」「バグス・グルーブ」「マイルス・デイヴィス・アンド・ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ」 55年 「ラウンド・アバウト・ミッド・ナイト」 56年 「ワーキン」「クッキン」 58年 「マイルストーンズ」 59年 「カインド・オブ・ブルー」「スケッチ・オブ・スペイン」 64年 「マイ・ファニー・バレンタイン」「フォア&モア」 67年 「ソーサラ」 69年 「ビッチェズ・ブリュー」 72年 「オン・ザ・コーナー」 75年 「アガルタ」「パンゲア」 長くなりましたが、上記の作品群は年代により演奏スタイル、 演奏形態に違いが見られますが、「不屈の名作」「傑作」と 言われるものばかりです。マイルスの偉大な点でもうひとつ言い忘れてました、 JAZZにおけるニュースタイルを作り育てたのも彼です。 クール、ヴァップ、ハードヴァップ、モードといった JAZZにおけるジャンルを創造していったのです。 ホント長くてごめんなさい。 マイルスについては書き足りないくらいですが、 JAZZの始まりから終わりまで(終わってないけど)みんなマイルスです。 一度お試し下さい。 参考になれば幸いです。

akirako
質問者

お礼

 丁寧にありがとうございます! マイルスですか、こんな素人の私でも知ってますし、曲も少し持ってます。  挙げていただいた作品、そろえていきます。  大変参考になりました!

  • qvovp
  • ベストアンサー率27% (10/36)
回答No.1

私自身詳しくないのですが 昔バイトでJAZZ好きの先輩が、コレを聴かずしてJAZZは語れないと言っていたのが、ビルエヴァンズです。 また日本人では綾戸智絵が個人的に好きです。 この人から放たれる音はパワーがものすごいです。 音楽的なものより、人間的に好きということもありますが。 よかったら聴いてみてくださいね♪

akirako
質問者

お礼

ビルエヴァンズですか、もしかしたら聴いたことがあるのかもしれませんが、分かりません(笑 綾戸さんは、一応もってますので、ビルエヴァンズをさっそく聴いてみます。ありがとうございました。

関連するQ&A