ふつうに縮緬生地の色無地じゃないですか?
#2さんのおっしゃるように、単衣ではなく袷だと思います。
蚕が吐き出した糸を数本合わせて、一本の絹糸を作ります。
合わせる時にヨリをかけるのですが、八丁撚糸というのは、そのヨリをかける機械?か製法?かなにかによる呼び方です。
その糸を使って、
白糸のまま布を織ってから染める・・・縮緬とよばれる、シボのある布ができる
染めた糸を使って布を織る・・・お召しとよばれる、シャリ感のある布ができる
縮緬は染める前に、絹糸をコーシングしている「セリシン」という成分を洗い流すことで、ヨリがほどけようとし、シボとよぶシワができて、柔らかい生地になります。
お召しは糸の段階でセリシンを洗うので、ヨリが戻ろうとした糸で布を織ることになり、ちょっと堅い、シャリっとした手触りの生地になります。
見た目はシボがあったり、滑らかだったりいろいろ(織り方の技法によるため)
・写真は色無地に見える→色無地にお召し生地を使う確率は、縮緬を使う確率より少ない。
・色がピンク(色無地によくある)
よって、この着物は縮緬の色無地である。というのが私の推理です。
縮緬生地の一色染め(色無地)で背中に紋があれば、フォーマルに使えます。
なければ、普段着から、帯次第では少しあらたまった場にも対応できます。
写真では見えないけど、柄があったり、グラデーションがあれば、主に普段着です。
お礼
あの写真から、ここまで分かるなんて凄いです。 紋はついてなくて、柄もなくグラデーションも無い着物です。 もう1つ質問して、そちらに生地のアップを載せてますので宜しくお願いします。