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農家や農業などをされている方に質問させてください。

農家や農業などをされている方に質問させてください。 少し多くて恐縮ですが、お教えいただけたら幸いです。 主にはJAを通すことのメリットやデメリットについて知りたいと思っています。 ・JAなどを通した場合の手数料って何%くらいかかるのでしょうか? ・JAなどを通すと手数料が取られるので手数料などが取られるのであれば、直接取引などをしないのは何かデメリットなどがありますか?

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  • LOLIPON35
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回答No.1

実家が農家をしていました。田舎暮らしで、 今も農家の手伝いなどを仕事にしています。 現在の農協の手数料については詳しくは知りませんが、 手数料を取られることで、予冷庫などの施設を使って 値のよい時期に合わせて出荷したり、規格を揃えて 大量に有利に売ることができるという話でした。 市場手数料とは別のメリットになるかと思いますが、 農業機械の共有や、苗などの共同購入もできますし、 肥料や資材の注文配達などもありますね。 ただ、末端から見えることを言えば、施設を使うのは それなりに大きく生産している農家ですし、 農家ごとに企画にズレがあれば、足を引っ張り合って 商品価値を悪くしかねない面もあったりしました。 管理の悪い苗を押しつけ合うようなこともありえます。 また、職員は減反を免れるような有利なルールがあったり、 ほとんど仕事をしなくても給料をもらえる職員がいたり、 農家(組合員)のための組織ではなく、農協職員のための 農協という体質が昔はありました。 袋にリサイクルのマークが入るようになった頃、 古い袋にはシールを貼って使用する事態になりましたが、 本来(暇な)職員がするべきだと思われる膨大な作業を 農家に押しつけて、田舎の農家は文句も言わずに 引き受けていました。そんな体質の組織です。 今は、かなり切り詰めて改善されてきたとは思いますが、 農家のための組織が金融機関にまで成り上がったのを 考えれば、どれだけ末端が搾取されたのかがわかります。 もちろん、一大産地のように、農家と農協が活気のある良好な 関係の地域もあるとは思いますが、どこも同じではありません。 農協を通さないで生産物を売る方法もありますが、 それはそれなりに大変だと思います。 農産物を集めて市場へ運んで売る業者もありますし、 契約農家として企業と直接つながっている農家もあります。 前者の方が、市場への運送手段や企業とのパイプのない 昔ながらの農家にとっては比較的楽なのかもしれません。 後者は、農家自身が価格を設定することもできますが、 そのためには、採算の取れる安定した生産や、資金を 集めたり企業とやり取りするための営業能力も必要になります。 規格も農協に出荷する以上に厳しいものになりえます。 ある程度の規模が必要で、会社組織になったりします。 慣行農法の昔からの農家が行き当たりばったりだとは 言いませんが、農協などに頼った形の、事務的に楽な分 収入が定まらない経営だったのに対し、会社経営になると、 営業努力や有機、無農薬などのアピールもして競争相手に勝ち、 規模の大きな組織を計画的に回転させないとなりません。 農業は、天候などに左右される面もあり、 リスクも大きいものです。 減反政策だけではなく、農協組織の改善や見直しは もっと進めるべきだとは思います。 現状で、どのような形態が合っているのかまでは、 助言できるほどの立場ではありませんが、 どんな形の農家もとても大変だということです。 農協を通すかどうかも含めて、作物や土地柄、 経営者の向き不向きなど、多角的な見地で メリットやデメリットを考えるもので、 一概には言えないものだと思います。 お望みの回答でなく、すいません。