順位をつけるのは難しいです……
自分の好きなものを10作品、おもいっきりメジャーなものはあえて除外して(といいつつメジャーなものも含んでいますが)作品紹介のつもりで書いてみます。
・みえるひと(岩代俊明)
「面白い」と思う漫画はそれまでも読んだ事はありましたが、恐らく初めて「好きだ」と思えた漫画。
主人公の明神がすごく魅力的でヒロインも周りのキャラもいい感じ、ギャグとシリアスのめりはりもよく今でも好きな作品。
残念ながら打ち切りの憂き目に……
・PSYREN(岩代俊明)
同じく岩代先生の作品。こちらも終盤残念な形に。
主人公の成長と恋心の描写、単純にバトルとして面白かったこと、未来と今を行き来する緊迫感など魅力的だったと思うんですが……
未来でエルモアウッドの子供たちと再会した時には興奮しました。
・P2!(江尻立真)
運動が苦手で小柄な主人公が卓球と出会い、苦手と向き合って乗り越えながら自分に眠るギフトを開花させていく物語です。
キャラクターを構成する線がシンプルながら書き分けも出来ており見やすい作品。ストーリーも主人公を取り巻くヒロインや友人、先輩たちも良い味を出しています。
これもやはり打ち切りの憂き目に遭い非常に残念に思ったものです。
・クロノクルセイド(森山大輔)
同じ作者の別作品の帯でこんな評価がされていたように思いますが、森山先生は「痛み」や「哀しみ」を誤魔化さず描く人のように思います。
絵が上手い! 特に人物の表情が非常に豊かなので、辛い場面では読んでいる側も本当に悲しくなってきます。
・狼と香辛料(原作:支倉凍砂 漫画:小梅けいと)
原作も近年のライトノベルとしてはかなり良い作品だと思いますが、この作品はむしろ漫画で読む方がより魅力が伝わるように思ったり。
登場人物の表情変化が視覚で分かる方がもっと楽しめるかと。
中世風な雰囲気がよく表されていますし、何より小梅先生の漫画表現はとても巧みだと思います。
・宵闇眩燈草子(八房龍之介)
真面目なのか不真面目なのか、エログロなのか純愛なのか、ギャグなのかホラーなのか、バトルなのかミステリなのか……
独特な世界観で独特な登場人物があれやこれやの騒動を起こしたり巻き込まれたり叩きつぶしたりと一言では表せない漫画です。
ただ、他にない魅力があるのは確かです。
・クロス×ゲーム(あだち充)
あだち先生の野球漫画は数あれど、これが一番好きです。
主人公とヒロインの関係、チームメイトたちなど登場人物が魅力的であるのに加え、彼らを繋ぐストーリー背景が切なくてイイです。
ライバル選手がもっと印象に残っても良かったかも。
・ロッテのおもちゃ!
単なるラブコメというかエロコメだと思っていたのですが(勿論そうした要素が多くはあるのだけれど)、ふと読んでみると案外作品を通してのテーマやファンタジー要素の設定などがしっかりしているように思った作品です。
ラブコメは苦手だったのですが、他のラブコメ作品も読んでみようかと思うほどには驚きのある作品でした。(意外と言っては失礼ですが;)
・かみさまドロップ(みなもと悠)
ラブコメにも手を出してみようか……と読んだ「明日のよいち!」が中々ヒットで、その同じ作者の最新作。
主人公は運に見放されたような少年なのですが、話が進んでいくうちにその体質(?)と向き合うようになり、不運を嘆かないよう自分を戒めるようになります。
某作品の主人公が「不幸だ」と嘆くのが大嫌いだった反動かもしれませんが、好感の持てる物語だと思います。
・異国迷路のクロワーゼ(武田日向)
雰囲気というか作品中の空気が魅力的な作品。
絵柄故にヒロイン(主人公?)が文句なく可愛いというのもありますが、素直でないクロードととぼけたじいさんのキャラクターがとてもイイ。
少し日本(日本人、日本の文化)を持ちあげすぎに思う部分はありますが……(当時のフランスが実際にそうだったのかもしれませんけども)
アニメ化したのは嬉しかったですがやはり原作の方が良いです。
お礼
教えて下さりありがとうございます! ジハードの小説面白そうですね♪ 漫画は絵的にアレですが(笑)