007 カジノロワイヤル のシリーズ化について

質問

永らく　007カジノロワイヤルは映画化権をシリーズ（イオンプロ）とは関係ない人が持っていてシリーズ化（Ｄ・ニーブンの作品はＴＶで見たことあります）できませんでしたが、どうしてシリーズ化できたのでしょうか？経緯ご存知の方いましたら教えて下さい。

回答No.2

-___ · ベストアンサー

現在まで続く映画「007」シリーズの権利を有しているのはメトロ・ゴールドウィン・メイヤー（MGM）ですが、『007／カジノ・ロワイヤル』は1954年にテレビドラマ化されており、映画「007」シリーズの1作目『007／ドクター・ノオ』（別題『007は殺しの番号』、1962年製作）以前の映像化だったため、MGMは『007／カジノ・ロワイヤル』の権利を持っていませんでした。

コロムビア映画（現ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント）によって1967年に『007／カジノ・ロワイヤル』が映画化されたこともあって、『007／カジノ・ロワイヤル』の権利はソニーが持っていました。

そして、1999年にソニーが持つ『007／カジノ・ロワイヤル』の権利と、当時MGMが持っていた『スパイダーマン』の権利が交換されたようです。これにより、ソニーは映画版の『スパイダーマン』を製作し、2002年に公開しました。
http://en.wikipedia.org/wiki/Casino_Royale_%28novel%29#Adaptations
http://en.wikipedia.org/wiki/Casino_Royale_%282006_film%29#Production
http://en.wikipedia.org/wiki/Spider-Man_in_film#Development

権利を手に入れたMGMは『007／カジノ・ロワイヤル』を製作しますが、その公開前の2005年にソニーが他社と組んでMGMを買収してしまいます。ソニー連合は2006年の『007／カジノ・ロワイヤル』からMGM作品の配給をすることになります。
http://eiga.com/news/20040914/13/

しかし、MGMはその後も負債を抱え、他社への売却を発表し、2010年11月には破産法の適用を申請し、他社へ売却されています。
http://eiga.com/news/20091126/4/
http://eiga.com/news/20100120/12/
http://eiga.com/news/20100210/5/
http://eiga.com/news/20100420/13/
http://eiga.com/news/20100512/8/
http://eiga.com/news/20101105/16/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC#.E7.8F.BE.E5.9C.A8

ちなみに、「007」シリーズの権利を有しているのはMGMですが、「007」シリーズの映画を製作しているのはイオン・プロダクション（Eon Productions）ですね。ここら辺の関係を詳しい人に説明してもらいたいです。

あと、2006年版の映画『007／カジノ・ロワイヤル』関連のニュースについては、以下にまとまってます（権利の話は出てきませんが）。下に行くほど古いニュースです。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=325032#4

お礼

とても複雑な経緯があったのですね
映画産業の浮き沈みの激しさがわかりました。
ありがとうございました。

回答No.1

born1960

ウィキペディアからのコピペです

1967年に公開された第1作目の『カジノ・ロワイヤル』はコロムビア映画作品（現ソニー）。1990年代に入りソニーは007の番外編『ネバーセイ・ネバーアゲイン』のプロデューサーと組んで、本家とは別のソニー版007シリーズを開始しようとしたため、本家のシリーズを配給してきたメトロ・ゴールドウィン・メイヤー（MGM）、版権元のイオン・プロダクションとの法廷闘争に発展した。しかし、その後にソニーがMGMを買収したことから、シリーズ続編製作の権利を得た。

　ようするに立場が逆転したってことかも（笑）

お礼

映画産業の裏はとても複雑で
吸収やら合併やらでお金絡みがとても大きいことが
少し分かりました。
ありがとうございました。