なぜ1円で買われるかお話しましょう。
【株価】
上場廃止まで最低値は2円ヤリ、1円カイで推移します。
ということで1円で買って2円で売れば儲かると誰しも考えます。
昨日の出来高も5,814,000株でした。
【利益】
手数料はネットで買うと100万円までは、1500円とします。
10万株1円で購入しますと、手数料込みで100,1500円です。
2円で10万株全て売れますと、10万円の儲けとなります。
200,000-100,000-(1,500+1,500)=97,000
97,000円です。
【損害】
2円でなかなか売れない場合は、成り行きで売ることにします。
この場合は1円ですね。これ以上下値はありません。
1円で売りますと
100,000-100,000-(1,500+1,500)=-3,000
つまり手数料の分だけの損ですね。
2円で駄目なら1円で売れば手数料の損だけで済むと
誰しも考えますので、
高値2円、安値1円で上場廃止まで推移します。
【乗っ取り】
会社の含み資産に目をつけ、会社を乗っ取ろうとする人は
1円で大量に購入しています。
【筆頭株主】
大木建設の筆頭株主に横浜倉庫がなっています。
横浜倉庫が2001年3月末頃から含み資産に目をつけ株を集めました。
2002年3月末、持株数216万株、
持株比率4.21%となっています。
それゆえ大木建設の株は思惑で1円2円で買う人もあります。
もっとも横浜倉庫は216万株は倒産前にすでに売却したという話もあります。
【4月30日の今日】
上場廃止日は平成16年5月1日(土)ですから、
今日が最終商いですね。
おそらく今日購入しても2円で逃げれませんね。
清算金をあてにするならば、1円で購入もいいかもしれません。
【破綻会社1円買い必勝法】
J=COFFEEという株式研究のHPの「破綻会社1円買い必勝法」をお読みになると、
わかります。
2003/12/3、2003/12/25のところをお読み下さい。