あなたと同年代の子供達がいる、50代半ばの人間です。
大きく3つ、お伝えしたいことがあります。
まず学歴について。
私は大学卒業後、仕事の経歴としては結婚、出産、伴侶の転勤に伴う転勤や引っ越し等でかなり断続的でしたが、その都度、学歴と卒業直後の就職経験…この部分で「おそらく任せて大丈夫だろう、出来るだろう」と判断してもらったのではないかと思っています。
勿論学歴がすべてではないですが、けして邪魔になる物ではありません。
むしろ私は人生のベースになる、土台になる、助けになる部分だと思います。
まだまだ学歴社会ですし、まず学歴で判断されることも多いです。
あなたも承知していると思いますが、高卒認定は大学を卒業してこそ意味があり、高校中退、高認、大学中退では中卒になってしまいます。
昔と違いほぼ全員が高校に進学するような時代ですから、今時まともな給料をもらえる中卒の就職などないと思うべきです。
今は親が面倒見てくれているかもしれませんが、この先、親が死んだらどんな職業に就こうとも、自分一人の力で生きていかなければいけません。
九州にある国立大学の工学部、立派な学歴だと思いますし、卒業時の年齢はかさんでしまうけど、そちらの方がずっと将来の選択肢が多いと思います。
「自分のしたい勉強か微妙」という言葉があったけど、一旦は自分で選んだ道でしょう?
腹くくって、そこで踏ん張るべきです、4年間。
そこから先はまた自分のしたいことを模索して、積み上げていけばいいと思います。
今のあなただと中卒からやってきたことはみな中途半端、何も残っていません。
中卒と国立大卒では世間の評価では雲泥の差があります、それをこの先一生引きずって行くことになります。
今の時代は高卒者の約半数が大学に進学しているとか。
聞いたことのないような私立大学も沢山あります。
それに比べたら、国立は地元や年配者など、まだまだ評価は高いのでは?
首席でなくていいから、人並みで十分、我が子なら「絶対」に卒業を勧めます。
2つめ仕事に関して。
私はオーストラリアに4年程住んでいたことがあり、帰国して約15年になります。
当時、ワーホリの人たちとも少し接したことがあります。
あなたはワーホリで社会の厳しさを知った…と言っているけど、当時私には半分遊んで半分アルバイトしている様に見えました。
「海外就職して英語をマスター、その他の外国語を覚えてみる」という部分にも関連しますが、日本人が日本語をしゃべれるのはあたりまえ、その上で仕事が出来るか…で評価されるように思います。
英語その他の言語はあくまでツールであって、その上でビジネススキルがなければ、ただ単に日常会話や世間話が出来ても、私はその先がなければ海外では厳しいものがあるかと思うのですが…。
シドニーにいたとき、日本食のレストラン、ラーメン屋、美容院などにワーホリの人がいました。
ワーホリの人にベビーシッターとして家にいてもらったこともあります。
ワーホリだから簡単に行けるのであって、実際ビザを取ろうとするとき、移民で成り立っている国とはいえ、今のオーストラリア政府の方針がどうかは知りませんが、この国に限った話ではなかったかもしれませんが、単純労働者階級は簡単に下りない(おそらく働けなくなった場合国のお荷物になるから?)国に必要、良い影響をもたらしてくれる、スキルを持っていると判断されるような人、ある程度の知識階級は問題ない…というようなことを聞きました。
当時シドニーで日本人に知人と2人でテニスのレッスンを受けていましたが、長年テニスのコーチとして在住していた人のようでしたが、今回なぜかビザが下りなかった…という理由で帰国しました。
いろんな日本人がいましたが、あれだけ日本人観光客、滞在日本人がいるので、まずは下働きから始め日本食屋さんでも起業しよう…と思う人も多いのではないかと当時思っていました。
オーストラリアに限らず、海外で就職…と簡単に言うけれど、ビザが下りるか、継続してもらえるかの点については甘く考えずよく調べてください。
また、オーストラリアは表面的には、特に知識階級は思っていても外に出さないのかもしれませんが、白豪主義が旧態依然としてあり(年配者、地方は特に)それは他の日本人も感じていたようでした。
これはおそらく、日本以外ではどの国でもありえます。
観光と同じくワーホリだけではまだその国の知らない部分があると思うので、安易な考えで海外の就職を決断しないようにしてください。
社会に出たら、仕事は自分の好きな事だけ出来るというものではありません。
畑違いでも、専門外でも、大嫌いでもやらなければいけないことはしばしばです。
まずは微妙だの四の五の言わず、目先の4年間の大学生活をやり遂げてみることが今のあなたには第一段階、第一優先順位だと、私は思います。
3つ目。
一番大事なことかもしれませんが、上記に述べたことにも関連しますが、毎日が単調で空虚感で高校中退。
遊び過ぎて単位を落として大学は休学状態。
どれも中途半端で、最後までやり終えて形として残っていず、この先もそれで平気、当たり前な人生になってしまうことが心配です。
あそこであれだけ頑張ったのだから大抵のことは大丈夫、きっとやれる、乗り越えられるさ…という自信があると強いです、踏ん張れる土台になります、自分の自信になります。
遅れて同級生として勉強すること、就職できるかどうかの不安も大きいと思いますが、年齢層がある程度限られた世界はおそらく学生時代で終わりです。
一旦社会に出れば、幅広い年代と付き合っていくことがほとんどです。
ここまでの経緯もよくある話とは言えないですが、事実は変えられなくても、意義は変えられます。
それはこの先のあなたの生き方次第だと思います。
逆にある意味、就活などにおいては有利な材料になりえるかもしれない。
自分はアホでバカでダメ人間等と思ってはいけません、本当にそうなっていってしまいます。
もっと自分に自信を持ってください。
中退後高認とって1年で国立合格なんて、立派なものです、それに関しては胸を張って下さい。
なかなかできることではなく、フツウはそこからどんどん堕落していくことも多いです。
そのあとも引きこもることもなく、季節労働者、ワーホリと半強制的にとはいえ紆余曲折しながらも社会とかかわっていけている、私はある意味偉いと思う。
国立に合格できるくらいの学力もあるのだから、けして必要以上に自分を卑下してはいけません。
ただこの文面から察するに、中退理由の単調な空気感、大学では遊び過ぎて単位を落とす…などのあたりですが、自分を律する、好き嫌いはおいておいてやるべきことはやる…というような部分が足りないかなという気がします。
本来怠け者なのか?気分にむらがあるのか?おそらく自分自身に甘いのではないか?と推測しますが?。
でもその気になれば、大学合格できたくらいなのですから、また自分を奮い立たせられると思います。
22歳でしょう?
まだまだ若いです、人生まだ先の方がずっと長いです、やり直せます。
せっかく入った大学です、あなたの合格で不合格になった人がいるのです、経済的に国立に入りたくても入れなくてやむなく進学をあきらめた人もいるのです、中退なんてもったいないです、卒業しましょう。
(1)人間、与えられたそこで頑張ってみることが大事。まして自分で選んだ工学部で、したい勉強かどうか微妙…などとやらない、出来ない理由を見つけて途中でやめたら、仕事ではもっとその理由が増えて辞める理由は見つけやすい。主席などと欲張らず、ふつうに卒業すればいいと思う。
(2)人生、何回か踏ん張りどころ、分岐点があると思いますが、私自身なら復学、自分の子供なら強く復学を勧める。
(3)最後の方でも触れましたが、あなたはダメではないです。
悔い改めるべき点は悔い改め、今後の人生に生かす事もできます。
当時回り道した、余計だったように思えた部分も後後になって、あそこがあったから今の自分があると思えることもあります(私には1回)
それがよかったか悪かったか…なんて、たぶん死ぬ直前になってみないとわからないことかもしれません。
若いころの紆余曲折はこの先どう出るかは神のみぞ知る、ですが必要以上に恐れることなく、とりあえず前に進みましょう。
私は大学卒業を勧めます。
その先の答え、道は、またこの先で見えてくる、見つかるように思います。
お礼
はい、わかりました。 ひとまずは卒業することが重要なのですね。 ありがとうございます