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《DJの方へ質問》ミックスCDの音質をあげる方法
現在、DJをやっていてミックスCDを作っていますが、出来上がったミックスCDの音質が悪く既成のCDに比べ半分くらいの音量の割に少々割れたような音です。 聞けなくはないのですが。。。もう少し音質の良いCDを作りたく何かアドバイスをいただければ助かります。 録音方法としては、ターンテーブル・ミキサーにインターフェースを繋ぎPCに録音、Soundit!で編集しCDに焼いています。 ターンテーブルはテクニクス(アナログ)・ミキサーはパイオニアDJM300でインターフェースは3万円くらいのものを使いPCはWindowsです。 音質を良くするには何を買い替えれば良くなるだろうと考えられるでしょうか? ちなみに、スクラッチライブへの移行も考え中なのですが、Windowsだと現場でフリーズしやすいと聞きますので躊躇しています。 ただスクラッチライブにすれば音質が格段に良くなるのであればスクラッチライブも視野に入れたいと考えています。 アドバイスよろしくお願いいたします。
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- John_Papa
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お礼ありがとうございます。 >録音するときは、出来る限り音が大きく録音ができるよう、音が割れない寸前の音量をインターフェースで調整し録音しています 録音状況が少し判りました。 ミックスすると、加算されて音量が上がることはご存知でしょうか? 『少々割れたような音』というのは、以下のような原因があるかも知れません。 説明用に図を捜してみたら、医療関係のページに音を合成した場合の判りやすい図がありました。 http://www11.ocn.ne.jp/~aria/oto_001.htm のページ下部です。 ミキシングの際、各トラックのフェーダーはどの位置になっていますか? 一つのトラックで16bit満杯に使っていれば、他のトラックとミキシングすれば当然溢れてしまいますよね。つまりミキシングによってオーバーレベルになるのです。 デジタルでのオーバーレベルは、直ちに歪になります。 合成されて10000000000010111という17bitデータが必要とされたとしましょう。最上位の17bit目は収容するところがありませんので下位の16bitが収容され0000000000010111になります。これは瞬間的ですが大きな歪ですよね。アプリケーションが常に17bit以上になるのを監視していて1111111111111111に置き換えてくれたら歪は発生しますが最小で済みます。 24bit録音でも最大音量で録音してある物をミックスすれば同じです。 A-BchのDJミキサーでは無く、16chなどのミキシングコンソール http://proaudiosales.hibino.co.jp/image/custom/proaudiosales/product/soundcraft/multi/img/spirit-m12_photo_b.jpg を思い浮かべてください。 各チャンネルのフェーダーは最大から10dB下がったところに基準の「0」がありますね。 そして、この位置は各チャンネルの最大許容レベル(デジタルの場合16bit最大の意味で0dB表示されることも多い)より20dB以上低い位置に当たります。フェーダーを最大に上げてもまだ余裕を残してあるのです。 アナログの機材も経験と知恵で、ミキシングによる音量増加に対処して来たのです。 打楽器の減衰系音色より、ストリングスとかボーカルやEギターなど持続系の音色の方がミックス時にオーバーレベルになりやすいし、その影響も大きいです。 ダイナミック系のエフェクターであるコンプレッサーやリミッターで予め突出したレベルを丸めて置くと良い場合も多いですが、リゲイン(コンプレッサーやリミッターによって空いた上位bitに移動させて音量を上げる)したものは、ミックス時にオーバーレベルし易くなります。 ミキシングアプリケーションも、それぞれに限界やknowhowを持っていることでしょうから、使い勝手はアプリケーションに大いに依存すると思います。
- John_Papa
- ベストアンサー率61% (1186/1936)
こんにちは。 『既成のCDに比べ半分くらいの音量』なのは悪いことではありません。 再生装置の音量を上げれば済むことで、ダイナミックな録音程全体の音量は低くなる決まりです。 (最大音量が16bitを超えることができないのでなダイナミックレンジは低い方へ広げるしかありません。当然そうならざるを得ないのです) 『音が悪く』は個人の主観なので、音の何がどう悪いか判断致しかねますが、録音を手がけた者としては、その殆どはディレイとリバーブという空間系のエフェクトの使い方にあると思います。 音色造りと、音量バランスは主観を頼りに割りと簡単に作れますが、(ここに問題は無いですよね)これでは音の位置関係が平面的です。 これに前後方向をつけるのがディレイとリバーブです。 本格的に勉強するなら、コンサートホールの設計などの建築音響と同じ基礎勉強が必要ですが、一つの音に対してディレイとリバーブをどう掛けたらどんな感じで音が引っ込む(前方向はスピーカー位置で止まりですので後ろ方向に動かします)かを経験して、一つ一つの音に丁寧に前後位置を決めるディレイとリバーブを掛けます。 一度には掛けられないでしょうが、空間エフェクト用のステレオトラックを楽器数分つくればミックスダウンする際に全ての楽器にそれぞれ適正な空間エフェクトを掛ける事ができますよ。 それだけでもべったりとした寸詰まりな音から開放されて、聴き栄えが違う筈です。 (つまりDJと言えど他人様の作品をそっくり流用してたのでは、良い音は作れないという事でもあります) 空間系は、ディレイとリバーブに始まりますが、これだけでは終わりません。空間系以外のエフェクトとも連携して絶妙に繋がって行きます。凄く奥が深いです。頑張ってください。 なお、もう一つの相談の『Windowsだと現場でフリーズしやすい』のは、ウイルス対策問題の絡みが大きいです。最近のPCは高性能になりましたので少なくはなったと思いますけど、かつてはウイルス対策ソフトを停止させてから録音してもらってました。 ウイルス対策ソフトもウイルス並みに性質が悪い(PCをウイルスの如く乗っ取って監視下に置きウイルスから防衛するタイプなどが、途切れるのが命取りの音楽などお構い無しで作業を一時中断させます。ネットに繋がっていないと凶暴になるタイプも有るとか)ですので広告に釣られて過度の対策をしてしまわなければ問題ないでしょう。Windows8以降ではOSに標準で入っているもので良いです。Windows7までなら無料のMicrosoft Security Essentialsで充分でしょう。これが音楽を妨げたという報告や経験はありません。 ただ、前記の空間系エフェクトの使いこなしの問題なら、(DJではないので知りませんが)スクラッチライブに変えたから即音が良くなるというものでは無いでしょう。
お礼
JohnPapaさん、早速ご返答ありがとうございます(^^) 私はデジタルに弱いのでアドバイスの半分がわかっていないかもしれませんが…(笑) 録音するときは、出来る限り音が大きく録音ができるよう、音が割れない寸前の音量をインターフェースで調整し録音していますが、アドバイス頂いた通り音が平面なのです!! 奥行きが全くないので、聞いていて何となく疲れるような気がします。 アドバイスが全く予想しないところの改善でしたので驚いています。 確かにディレイとリバーブはSoundit!上、調整出来るようになっていますが、上手く調整する自信がないので使ったことがありません!! なので今度ディレイやリバーブなどを使って試してみたいと思います。 スクラッチライブの件も分かりやすいご説明ありがとうございます。 スクラッチライブ移行前向きに検討してみます(^^)
お礼
引き続きご丁寧にありがとうございます(^^) 専門的なお話なので正直半分以上理解できていません。すみません…。 フェーダーは、マックス10まであって常に10です。 8くらいにしておけばミックス時にも音量が溢れないという解釈で大丈夫ですか? 少し小さめに音量を設定し録音し、ディレイなどで奥行きをもたせるという方法で試してみます! スクラッチライブはとにかくWindowsでやっているひとを知らないので何となくまだ不安を感じています(笑) あと、スクラッチライブのダウンロードから使用方法など、私のようなアナログ人間でも分かるものだろうか?現場で不具合おこしたらお手上げだなーとか不安は残ります(笑) 色々アドバイスありがとうございます。 またよろしくお願いいたします!