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鉄部用とトタン用の違い
ペンキ(塗料)についてですが、 鉄部用とトタン用とがあるのですが、 違いは何でしょうか? 耐候性?密着性?粘度?防錆性? 宜しくお願いします。
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トタンは御存知のように溶融亜鉛メッキ鋼板です。ブリキは錫メッキです。 イオン化傾向を覚えてますか? 化学で実社会で最も役立つ知識のひとつですから(^^) 借り返そう、まああてにするな、酷すぎる借金 K Ca Na Mg Al Zn Fe Ni Sn Pb (H) Cu Hg Ag Pt Au 亜鉛を鉄にめっきすることで、亜鉛が溶け出すことによって鉄を保護する。 ブリキは腐食しにくい錫で鉄を覆う・・傷が付いたら鉄が錆びるけど・・ 亜鉛の表面は酸化亜鉛に覆われていますが、まあ強塩基(アルカリ性)と考えて良いでしょう。一方鉄の表面は酸性です。 塗料は、塗る対象と化学的物理的に親和性のある物でないと剥がれてしまいます。 鉄と亜鉛は、その表面の化学的性質が両極端と言ってもよいほどまったく違うため塗料も異なります。 また、トタンは手が触れることのないものに使われていること、薄いため熱により伸縮が激しいことなどにより、柔らかく伸縮性の大きい塗膜が求められます。 決して代用が利かない塗料の代表として上げられます。 同様に強塩基のセメントやモルタルに塗る塗料と鉄用も異なりますね。
お礼
御回答有難う御座います。 詳しい御説明でよく分かりました。 知らなければ、鉄にトタン塗料を使う所でした。 有難う御座いました。