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オペラの「ハイC」とは?
お世話になります。 音符も読めない素人オペラファンです。 パヴァロッティは「キング・オブ・ハイC」と呼ばれていたそうですが、 「ハイC」とはどのくらいの音なのでしょうか。 たとえば、ポピュラーなオペラの演目で具体的にどの部分か教えていただけるとありがたいです。 ことばでの表現は難しいかと思いますが・・・。 また、現在活躍中の歌手の中では、どなたが得意としているところなのでしょうか。 よろしくお願いいたします。
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ポピュラーな演目ではほとんど出てこない声域です。歌える人が限られてくるので… ●ガエターノ・ドニゼッティ作曲、 歌劇「ラ・ファヴォリータ」(La Favorita) より http://www.youtube.com/watch?v=Yh9Vtv8vKJc 1:05 hi-C♯ 2:14 hi-C 4:38 hi-C ●ジュゼッペ・ヴェルディ作曲、 歌劇「イル・トロヴァトーレ』(Il Trovatore) より http://www.youtube.com/watch?v=fPwU10OnmgQ 0:46 hi-C 1:53 hi-C -------------- ポスト三大テナーといわれるペルー出身のフアン・ディエゴ・フローレス(Juan Diego Florez)のhi-Cをどうぞ。 ●ドニゼッティ作曲、「連隊の娘」(La Fille Du Régiment) http://www.youtube.com/watch?v=3aS6M8j3pvQ&t=5m58s
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- mort1759
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かなり古い曲ですが、クリスタルキングの「大都会」(ご存知かな?) http://www.youtube.com/watch?v=EjkaU5vcSQg ここの2:57「今かけてゆく」の「て」が「ハイC」です。 ここでは一瞬ですがパヴァロッティなどは楽々ロングトーンも出せますね。
お礼
この年代なのでとても懐かしいです。 面白い例を挙げていただいてありがとうございました。 歌もコメントも興味深かったです。 おかげさまで参考になりました。
- DateSuikyo
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五線の上のド、いわゆる3点ハの音。といっても、ちんぷんかんぷんかも知れませんが、下図で右から2番目のオクターヴの最初の音です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Octaves.png おなじみの例では、プッチーニ『トゥーランドット』のアリア"Nessun dorma"(荒川静香さんがトリノ五輪で使って有名になった曲)のコーダの最高音("Vincerò!"の部分)です。ほかにも『ラ・ボエーム』の"Che gelida manina"、『トロヴァトーレ』の"Di quella pira"、『アイーダ』の"O, patria mia!"など、ソプラノ、テノール用のアリアには無数の例があります。YouTubeで検索してみてください。 いまのオペラ界ではフローレス、ネトレプコその他、テノール、ソプラノならハイCを出すのは当たり前でしょう。かつてはドミンゴ、カレラス、レナータ・テバルディなど、スター歌手でありながらハイCを出せない、または出すと叫び声になってしまうソプラノやテノールがいましたが、その後発声法が改善されましたから。
お礼
残念ながら知識がなさすぎて音階の資料はりかいできませんでしたが、ほかにもたくさん具体例を挙げていただいたので、 よくわかりました。ご丁寧にありがとうございました。 ドミンゴやカレーラスがハイCを出せないとは存じませんでした。あれだけの歌手といえど、いろいろ難しいのですね。 そのほかにも以下の部分などは、各テノールの方々もかなり苦労しているように見受けられますし、長く出せる方がすくないようですが、これらもハイCなんでしょうか? 私のような素人がよく聴く演目で聴くほうも緊張するというか… リゴレットより "La donna e mobile" のラストの部分 http://okwave.jp/qa/q8307498.html 椿姫より "o mio riomorso" のラスト http://www.youtube.com/watch?v=fb6-zSclS5c お手すきの場合で結構ですのでご教示いただければ幸いです
お礼
具体的に細かく例を示していただいたので、たいへんわかりやすく参考になりました。 やはりパヴァロッティは素晴らしいですね。 こんなキツイ音を出していてもまったく不安を感じないで聴ける のですから。 ご丁寧な解説、どうもありがとうございました。