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分配原資について
投資信託の分配原資についての質問なのですが 分配原資は (1)組み入れ証券の運用益 (2)(1)の前期繰越 (3)収益調整金 が含まれると思いますが、これらは純資産総額に含まれていることはもちろん分配に備えて現金で保有されるでもなく原資として「記録」した後にほとんどの場合、投資資金に回されるという認識をもっているのですがこれは間違えていますでしょうか?? そう考えると下記PDF4ページ下の「Aファンド」のように、過去の運用収益の分配金超過分を分配原資と記録できることをいいことに当初元本を割る分配を出す可能性があるということがいえませんでしょうか??(出資者の個別元本における「タコ配」の話とは別です。) 投資初心者というか未経験者なので的外れだったら申し訳ありません。 http://www.daiwa-am.co.jp/guide/fund_faq/pdf/nattoku.pdf
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- NEWINN
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投資信託の分配原資と言う言葉その物がナンセンスなんですよ。 ここで理解しておかないとならないのは、投信が分配をすれば分配落ちで基準価額が下落します。 ETFクラスだと、株式配当に分配金を限定している物がありまして、DIAがその良い例です。 DIAは別として、一般的な投資信託では期待リターンを無視して分配をしています。 だから基準価額が長期的に下落していくのです。 分配方針を考える例を出します。 日本国債10年(利回り0.8%)で運用する投信と豪州国債10年(利回り3%)で運用する投信があったら、分配金利回りはどちらも円金利並みの利回りで分配をする必要があります。 「高金利通貨は長期的に下落する」という為替の基本常識をご確認ください。 この場合は、どちらの投信も分配金利回りは0.8%までしか分配できません、これ以上分配をすれば長期的な基準価額下落の原因になります。 実際には信託報酬を差し引いて分配する必要があります。 という事は分配原資そのものがナンセンスって事なんです。 実際にリンク先をみせてもらいましたが、分配準備積立金、収益調整金などの言葉が載っていますが、残念ながら、本来の分配方針はまずは、期待リターンマイナス信託報酬(債券)、配当金マイナス信託報酬(株式)を確認しましょう。 例えば外国債券で10%の金利の物があったとしても、為替レートの影響を受ける為、残存年数の同じ日本国債が期待リターンと考えておおきな間違えは無いでしょう(信用リスクは全くない前提では)。 株式だったら、配当金から信託報酬を差し引いて分配すれば、大体、大雑把には配当無インデックスに連動できます。 最後にDIA(毎月分配)のグラフを見てみましょう↓ http://finance.yahoo.com/echarts?s=DIA+Interactive#symbol=dia;range=my;compare=;indicator=volume;charttype=area;crosshair=on;ohlcvalues=0;logscale=off;source=undefined; 分配金利回りも年2%台と高配当です。 このETFは配当金から信託報酬を差し引いて分配をしているのです。 最終的な判断は自己責任です、質問者様の方でも考えて慎重にご判断ください。