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広島カープ的な大リーグチームとは

80年代からの広島カープファンです。 最近では優勝から遠ざかっていることが寂しいですが、それでも生え抜きの若手が育っていくことに無上の喜びを感じます。また、FAで名門球団で活躍したり、黒田のようにヤンキースでエース格として活躍してくれることも同様です! ここでお聞きします。 私のようなファン気質の人が多い大リーグチームはどこでしょうか? ぜひお教え下さいませ。

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  • uniquepro
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回答No.1

広島ファンとしては理想的なファンかもしれませんね。普通一般的に球団を応援するファンは、FAだろうが戦力外だろうがチームを出て他球団で活躍するのはあまりいい感情を持たないものだと思っていました。 さて、MLBで広島東洋カープのファン的な応援を受けている球団、は正直完全に一致しそうなのは思い浮かびません。何しろ、地元愛・ファン愛より圧倒的にビジネスが優先され、蔑ろにすると即刻破産&他オーナーに持って行かれて最悪本拠地移転の憂き目に遭うからです。広島も創立当初から合併だ消滅だという危機を何度も乗り越えてきましたが(ここから語り出すと某プロジェクト○的になるのでやめますが)。アメリカというのは豪気というかベースボールを国技として認めているというか、移転先の自治体に見合うスタジアムがなくても、移転決定となると数年後の完成を明言して新球場を(それも現存する各球団のスタジアムより明らかにでかいサイズ)即時建設決定します。日本の場合、器がなければ絶対移転は出来ないというルール(だから横浜は横浜スタジアムから動けなかった。一時新潟移転を検討されましたが器(球場。確かハードオフECOスタジアム新潟だったかな)が基準に合わなかった。逆に小さな器でごり押しした楽天が現在首位。面白いものです。日本シリーズの観客が2万人台…悪夢ですね)と違い、建設を明言さえすれば移転当年に球場がなくても移転が認められるMLB。さすがに世界最高の野球リーグです、リーグ自体の器も日本とは違いすぎます。 まず生え抜きを大事に、自軍戦力として育てている球団。これは別に球団が金を持ってないとかそういうのは関係なく、成績的には下位低迷が多い球団が多いですね。例えば今季21年ぶりにシーズン勝ち越しを決めたピッツバーグ・パイレーツ。負け越し記録としては北米のスポーツ最悪の記録だったのがついにストップ。しかも、現在主力を担っているのはドラフトで上位にかからなかった下位指名(簡単に言えば落ちこぼれ。ドラフト11巡目とか14巡目とか、数字は少ないですが実際の指名順は100~200番台)選手ばかり。MLBチームの戦略として、彼ら出来の悪そうな若手を使えるまで育成するまでのつなぎとして、弱小チームはドラフトの上位指名権と引き替えに、他球団で戦力構想から外れた、あるいはロートル選手をトレードで入団させます(この手の球団は上位球団がよく使う”若手有望株”を使ってのトレードが出来ない)。これは戦力として当てにするのはもちろんですが、上記若手が使えるまでの”完全なつなぎ”。今季パイレーツはようやくそのつなぎに頼らなくていい若手選手を雌伏の期間に育て上げ、現在でも地区優勝争いをしています(現在ナショナルリーグ中地区でカージナルスと同率首位、ワイルドカード争いでは3位レッズと差があることから、このまま行けば久しぶりのポストシーズン出場)。こういうチームには、特に地元愛・球団愛にあふれるファンがつくものです。今シーズンの広島カープと、比較的似ているとは言えます。 ※広島はCS進出が近いといっても現状負け越していますから、褒められたものではありませんが。 同様のタイプで固定ファンがついているのは、アリーグではインディアンスやロイヤルズ、アストロズが該当するでしょうか。アストロズに至っては日本でもあまり見られない露骨な”地元選手優遇”な応援があるので、特に地元愛は強いものと(ヒューストンという土地柄も影響しているのかと)。ナリーグでは何といってもブルワーズ。ここはファンがやけくそなのか、成績度外視な傾向があります。だから青木ものびのびプレー出来ているのかもしれませんが。 同じように他球団からあぶれたベテラン(ここに昨季引退した松井秀喜が一時該当する)をつなぎに若手を育てても、そもそも育った若手さえ売りに出して球団経営を優先する球団には、義理以上のファンはつきません。例えばオークランド・アスレチックス。あそこはもう人材は売り物という思考が徹底していますので、売れる値段になるまで育てて売り飛ばす。だから毎年チーム総年俸は下位ですが、流れ作業のように有望選手を育て上げているため(これはもうGMのビリー・ビーン単独の人材を見る眼のみでしょう。これだけ続くと入団する選手も最初からオークランドで選手生命を全うしようなんて微塵も思わない)、今季もダルビッシュのレンジャーズを抑えて地区首位です。しかし、後述のマーリンズ同様、ポストシーズンで活躍されると困るので(こちらはそもそも予算を厳格に決めているので)、ポストシーズンに入るとわざわざ検討して負けるよう指示されるという話まであります。 (日本で言えばパリーグの関西系球団にこの傾向がありますね) 球団経営のためのコスト管理が徹底しているアスレチックスとは逆に、単純にケチであるが故に主力を使いつぶしてはリリースを繰り返して、今や地元のお荷物と化しているのがマイアミ・マーリンズ。ごくたま~に戦力が整った時に優勝争いどころかワールドシリーズ制覇までやってのけるだけのチーム(少なくとも監督やコーチ、スカウトの能力は屈指のものがある)であるはずが、今シーズン活躍した選手の年俸高騰をいやがって、どれほどの活躍をした選手もシーズンオフに一斉トレード&クビ。翌年には当然のようにダントツ最下位でファンの批判を浴びてもオーナーグループは人件費削減での大幅差益でホクホク左うちわ。 (こちらはDeNAになる前の横浜でしょうか。もっとも儲けが出るほど勝ててない上、余計なコストがかかりすぎて結局身売りの憂き目でしたが) 広島の場合、そもそも出せるコストが他球団と比べて少ないのは分かっているのですから、質問者様のように出て行っても応援出来るファンが多ければ、球団も遠慮なく積極的な選手の売り込みを出来るのでしょうが、申し訳ありませんが黒田を1年FA留保させたあの経緯を見ているだけに(その前に出て行った金本や新井、江藤という”本来広島の貧打線で手放すべきでない”主砲移籍での対応のあまりの違いも含め)、個人的にはあまりいい印象を持っていないわけです。広島の現在の1軍格なら、20代前半の段階で売り込みを図れば買われるだけの選手は多いとみるのですが。今シーズンにおそらくCS進出をするでしょうが、これでファンが変に安心感を持って、現状の戦力・球団体力をファン・選手・球団が見誤らなければいいが、と本気で心配しています。 ※この前に主力だった、現在の監督をはじめ、緒方や前田、金本、江藤という他球団が羨むばかりの打線を抱えた時代も低迷期だった。あの時代は即戦力の新人投手を短期に使い潰して、を繰り返した暗黒の歴史だとは思いますが(沢崎・山内・小林幹英)。

dela
質問者

お礼

ありがとうございました! 夢いっぱい。且つ論理的なご意見誠にありがとうございました!

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