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真空管アンプについて教えてください。

1年程前、知り合いから手作りの真空管アンプを 16万で譲ってもらいました。5極管でマッキントッシュの240に近いとの事でした。アルテックのスピーカーに繋いでいた。との事でした。 私はその時、真空管アンプというのを初めて知り ました。メリハリ、迫力、こもらない気持ち良い 音が気に入り譲ってもらいました。私のスピー カーは30年以上前の家庭用セットので(大きい。)、マニアの方から見たらお話にならない。けれど、まあ良い音出てる。との事でした。 このアンプのお陰で、今迄よりずっと音楽を聴くのが好きになりました。最近疲れた時や癒されたい時にクラシックのオーケストラの弦楽器、ピアノの音色が無性に聴きたくなります。ベートーベンの協奏曲が好きです。 教えて頂きたい事は、三極管アンプはまろやか、優しい、澄んだ音というのに触れました。三極管のアンプで聴くと更に更に音色に惹き込まれ、味わい深いもなのですか?クラシックを五極管で聴くのは違うのですか? スピーカーを替える予定、追加でアンプを購入予定は今は無いのですが(知識が無さすぎるから)、気になります 。教えて下さい。宜しくお願いします。

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回答No.2

Transistor 式 Amplifier に対する真空管式 Amplifier の有意点は部品点数が少ないことから、優れた音色を呈する部品構成に吟味がし易いことだろうと思います。 部品点数が多い上に同じ規格の交換可能な別 Maker 製部品も星の数ほどある Transistor 式 Amplifier では、物理計測特性を良好にするための部品選定は Maker の特性表を見れば或る程度検討が付くとは言っても、一日中 Monitor Speaker で音を Check しながらそれ専門に部品を検討して行く部署を持つ大 Maker ならば兎も角、個人で音色を聴き直しながら一つ一つの部品を取っ替え引っ替えして最良の音に練り上げていく作業は非常に困難なものでしょう。 その点、真空管式 Amplifier は昔から数多くの Mania 達が自作 Amp' 作りを通して情報を交換しており、三極管と五極管との音の違いもそうした Mania 達が実際に作って聴いてきた情報の集積から形作られたものです。 Maker 製 Transistor 式 Amplifier では Flagship 機となる価格制限のない機種での開発にかける労力は個人の Mania では到底考えられないほどのものなのですが、それを Cost Down して Series 化された廉価版の開発は物理計測性能は維持されていても肝心な音色の吟味という点では Cost 面から妥協せざるを得ないのが現実でしょう。 実は Maker 製真空管式 Amplifier も手頃な価格の製品は他の型番製品との部品の共通化や独自の Body Design を採用させるための Cost 圧迫を受けていますので、自作 Amplifier に較べると倍以上に無駄な Cost がかかっているとも言え、御質問者さんが 16 万円で譲っていただいた真空管式自作 Amplifier は市販の真空管 Amplifier ならば数十万円の価格が付けられていてもおかしくはないものではないかと推察します。 >三極管のアンプで聴くと更に更に音色に惹き込まれ、味わい深いもなのですか? 実は真空管 Amplifier は Pre-Amplifier に相当する Driver (電圧増幅) 管と Power Amplifier に相当する Power (電力増幅) 管で構成されており、Driver 管が Miniature 管と呼ばれる小さな真空管となっている場合は殆どの Driver 管が双三極管と呼ばれる三極管になっています。・・・12AX7 とか 12AU7 ですね。 勿論 Driver 管よりも Speaker に近い所に配置されて大電力を扱う Power 管の方がその種類の違いによる音色の差異が大きなものになるのですが、抵抗器や Condenser、出力 Transformer にどんなものを採用するかでも音色が変わりますので、周辺部品がほぼ同じ構成になっている場合でのみ三極管と五極管との音色の違いを確認できるものです。 従って単純に三極管 Amplifier にしたからと言って五極管に勝る音色になるとは限りません。 また、真空管式 Amplifier は同じ型式の真空管でも真空管製造 Maker が異なると音色が変わるもので、私は Power Amplifier 部に IC Chip を使用することによって真空管は 12X7A Driver 管のみを使用した安価な Amplifier の 12AX7A 真空管を Maker や型番別に 6 本買い込んで(笑)、各々の音色の違いを楽しんでいます・・・実際に気に入って挿し換えるようになったのは 3 本までですので半分は無駄な勉強台になりました(^_^;)。 音色は同じ 12AX7A でも滑らかなもの、メリハリの効いたもの、重厚な音感のするもの等 Maker 及び型番によって個性があって面白いです。 御友人から譲っていただいた五極管の真空管式 Amplifier の音に不満がないのであれば、それ以上の Amplifier を得るのは真空管式であろうと Transistor 式であろうと非常に難しいだろうと思いますよ。・・・何しろ、自作で 16 万円ということは市販で数十万円級 Amplifier と同等以上の部品が投入されている筈ですので、それを超える市販 Amplifier を吟味するのは非常に困難でしょう(^_^;)。 >クラシックを五極管で聴くのは違うのですか? いいえ、全く構いませんよ。 五極管・・・多分 6CA7/EL34 ではないかと思うのですが・・・これで Classic 曲を愛聴する Mania の方はたくさんいらっしゃいます。・・・私の友人である Classic 作曲家も EL34 真空管の Amplifier を愛用しています。 私も Full Orchestra Classic 曲を聴き込む時にはこれに近い感触がする Mullard 社製の 12AX7A に挿し換えて聴いたりしています(^_^)。 ただし 6CA7/EL34 は五極管と言っても実際には三極管接続で利用している場合もあるので (前記、友人の EL34 も三極管接続だったと思います)、当然の事ながらその場合の音色は五極管接続の音色とは異なります。 6CA7/EL34 の場合、三極管接続の方が滑らかで澄んだ音楽観賞用の音になるという評価がなされていたと記憶しますが、私はこの真空管を使用した経験がないので何とも言えません。・・・なにしろ Power 管で私が知っている音は 6BQ5 だけですので(^_^;)・・・6BQ5 も充分に暖かく、まろやかな良い味を出す音でしたが。 一方、三極管でも 845 のような大型の大出力管では「まろやかな」という表現はあまりなされていないような印象があり、三極管で「まろやかな」という評価が下され易いものは出力の小さな 2A3 や 300B、三極管接続の EL34 ぐらいまでではないかという印象があります。・・・出力の大きな真空管では、例えば Beam 管の KT88 のように「Powerful」とか「迫力のある」みたいな評価が多くなりますね。 Audio とは不思議なことに、ある一定以上の物理計測特性が保証されればそれ以上の物理計測特性を持つものが良い音を呈するとは限らなくなるもので、現在までも製造されている真空管式 Amplifier はその殆どが既に充分な性能を持っているものですので、音質感に於いては Transistor 式や IC 式に何ら劣るものではありません。 特に時間をかけて何度も部品を交換することで最良の部品構成になるよう吟味された真空管式 Amplifier が、最良の Flagship 機から Cost Down の妥協がなされてきた多くの Tansistor 式 Amplifier よりも完成度が高い音がするのも当たり前と言え、未だに真空管式 Amplifier がその価値を認められている理由には少ない部品点数故に最良の部品を吟味し易いという点もあるだろうと思います。 今から電気回路の勉強をするのは非現実的とは言え、御友人が真空管 Amplifier を自作できる方、或いは真空管 Amplifier に詳しい方なのであれば、将来は御友人に新たな真空管 Amplifier の製作なり購入の相談をなさっては如何でしょうか?・・・McIntosh MC240 の音を知っていらっしゃる方なのですから頼りになると思いますよ。 素敵な Audio LIfe を(^_^)/

bunbunbun1
質問者

お礼

ご回答有り難うございました。 1年前譲って頂くにあたり、トランジスタと真空管の違い、部品点数の事 、コスト面での現在のアンプの流れの説明を受けました。 HALTWO様にご教示、アドバイス頂いた事が、譲り受ける際に説明を受けた事と同じではと思われる事が沢山でてきました アンプを見てきました。 右から、管 TEN6SN7GTB 1185112 WesternElectric350Bが二個 SOVTEK5U4G とあります。 トランス? タムラ(昔良いのに載せかえたとの事) TANGO もうひとつ。 もしよろしければ、このアンプの特徴(音色の感じ)アドバイスお願いしたいです。 私は、初めて聴いた時メリハリ、迫力、こもらない。と同時に長く聴くとこの迫力は頭痛がするかも。と感じました。それで、優しい、澄んだ音が気になるんだと思います。今は馴れました。8時~8時半位のボリュームで聴いています。 お礼のメールが脱線してしまい、すみません。

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  • watch-lot
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回答No.1

水を差すようですが、真空管だからいい音になるというのは納得出来ません。 トランジスター方式でもリニア―に増幅することは可能ですし、本来周波数特性なるものはいくらでも回路構成で良くもなるし悪くもなります。 本当に真空管方式が素晴らしいものであるならばプロの世界では真空管方式が残されているはずです。 それと、真空管の一番の問題点は寿命が短いということです。 エミッション減少で性能は徐々に落ちていき、最後は故障となります。

bunbunbun1
質問者

お礼

ご回答有り難うございました。 30年以上前のトランジスターのアンプが雑音が酷く、出会ったのが真空管アンプでした。 寿命があるのですね。納得です。 ありがとうございました。

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