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ダーティーハリーっていいですね

今、BS・JAPANで「ダーティーハリー3」をやっています。 初めて見ました。 なかなかこの時代のアメリカって感じがいいですね^^ 私は現在40歳で70年代の映画に触れることが今回が初めてです。 ちょっとこの時代のアメリカの映画に興味を持ちました。 また、舞台となっている街はけっこう都会ですね。 ここでお聞きします。 「ダーティーハリー」シリーズの見どころについてお教え下さいませ。

質問者が選んだベストアンサー

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  • quncho
  • ベストアンサー率76% (76/99)
回答No.3

「ダーティーハリー」は作られた時代を知らないと誤解されがちですが、スーパー・ヒーローやシリアル・キラーの心理をテーマにした内容ではありません。 70年代のアメリカでは犯罪者の人権についてうるさくなっていました。 当然それ以前にあった警察の違法捜査、拷問まがいの尋問や証拠、証言の捏造などが原因なのですが、逆に犯罪者の人権を大切にしすぎる方向へ触れすぎていたんですね。 で、「犯罪者の人権も分かるけど現状はあまりにも酷くないか?」というのが映画のテーマです。 劇中でハリーが上司に向かって言う「殺された少女の人権はどうなるんですか!」という一言にそれが表されています。 「こんな極悪非道な犯人でも人権を尊重してやらないとだめなのか?」という問題提起のために犯人のサソリは極端な凶悪犯という設定にされています。 警官も懲罰やクビを恐れて犯人への対応が及び腰になっていた頃に、あえて“汚い仕事”を請け負っていたから彼の仇名は“ダーティ”ハリーなのです。 ハリーがスーパー・コップになったり、サソリが劇場型犯罪の元祖のように思われるようになったのは全て後付け。 あくまで1作目は71年という時代へのアンチテーゼです。 そのテーマを踏まえて作られたのが2作目です。 2作目の犯人とハリーの立場は似ていますが、決定的に違うという意味のセリフをハリーに言わせています。 しかし3作目は楽しめますが、単なる刑事アクションになってしまいました。 そこでイーストウッド自らが監督してシリーズを封印しようとしたのが4作目です。 でも、諸事情で5作目が作られてしまったんですけどね(^^;; という視点でシリーズを見てみると、また違った楽しみ方が出来ると思います。

dela
質問者

お礼

ありがとうございます! 回答者様のおかげで、次の休みの日に全作品を堪能しようと思います! >「こんな極悪非道な犯人でも人権を尊重してやらないとだめなのか?」 ・・・日本に住んでいる私が少年犯罪の時に思うことです。 >ハリーがスーパー・コップになったり、サソリが劇場型犯罪の元祖のように思われるようになったのは全て後付け。あくまで1作目は71年という時代へのアンチテーゼです。 ・・・この時代のアメリカをもっと知りたいですね。何かお勧めの映画はありますでしょうか? う~、これから「ダーティーハリー」という素敵な熱病にうなされそうです・・・・

その他の回答 (3)

noname#187863
noname#187863
回答No.4

シリーズの中で、二番目の白バイ警官が悪人を殺す内容が好きです。 アメリカ社会の、病んだ闇を如実に荒らした内容として、ダーティーなハリーにはぴったりな内容だと思います。 一番好きな、内容でもあります。 また、ハリー自身が、この闇に誘われ断るあたりも、他のシリーズはちょっと違った雰囲気が渋くてかっこいいです。 まさに、ダーティーな内容かなと思います。 この映画の魅力は、様々な形で現れる悪。 アメリカ社会が抱える闇の部分に対し、ハリーがいかにして立ち向かうか。 また、その立ち向かい方が、実にアメリカらしく、目には目を。銃には銃を。 まさに、殺人課警官としての職務を超えたぎりぎりの立場で悪を懲らしめる。 ある意味、このシリーズは、アメリカ自身への警鐘を込めた作品として作られている気がします。 余談ですが、クリント主演の別映画・「タイトロープ」はまさに、そんなアメリカの闇を象徴する内容の映画で、こちらもお勧めです。 同じ刑事映画、「リーサル・ウェポン」や「ダイハード」みたいな超ド派手なアクションシーンこそないけど、それでも、ハリー独特のマグナムによる悪を懲らしめるシーンは、まさに、ド派手なアクションにも匹敵する興奮とスリルがあると思います。 いい作品は、何度見ても飽きないですね!!

  • k_mutou
  • ベストアンサー率12% (101/783)
回答No.2

クリント・イーストウッド、カッコいいですよね。 頭薄くなってもカッコいい。 山田康雄の吹き替えが凄く好きです。 クリント・イーストウッドは山田康雄じゃないと、何だかしっくりきません。 みどころは、劇中でハリー・キャラハンが撃つマグナムの銃声でしょうか。 あの大口径の、ず太い銃声が見終わった後も耳に残っています。

dela
質問者

お礼

そうですね! アメリカ作品だからこそのあのマグナムの咆哮。 あの音がクセになりますね^^

  • SPROCKETER
  • ベストアンサー率26% (2125/7983)
回答No.1

 ダーティーハリー・シリーズはテレビで全部観ましたが、回を重ねるごとにファンタジーと言うか、漫画的な内容になって、お話が幼稚になったような気がします。  映画「ダーティーハリー」は腐敗した社会で悪質な誘拐殺人事件を起こした犯人を一人の刑事が追い詰めて行くお話ですが、連続幼女殺人事件や大量銃殺事件が現実に起こった後では、衝撃的な内容というほどではありません。むしろ、当時の情報社会以前の米国社会では、犯罪以外に希望を見出せない青年の自己主張の場が、情報操作が多いマスコミ以外に無かった悲劇を描いた作品になっています。  ダーティーハリー・シリーズのテーマは自己主張する場が無い若者の悲劇にあるのですが、インターネットが実現した現在では、全く逆の犯罪事件が多発するようになって、映画のお話は現実とは遊離したものになりました。  そういう意味では古き良き米国社会を描いた映画でしょうね。インターネット社会の現在では、映画に登場する犯人が、事件を起こさなければならない理由がありません。YouTubeに自分の動画を出してテロ予告をすれば、すぐに逮捕される時代ですからね。  時代が変わりましたねぇ。

dela
質問者

お礼

ありがとうございました! 深い!おもしろい!論評ありがとうございます!(^^)! >ダーティーハリー・シリーズのテーマは自己主張する場が無い若者の悲劇にあるのですが そうなんですね。そのあたりを念頭に置きつつ、見ようと思います。 本当にありがとうございます。

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