抗核抗体と膠原病の関係について．

質問

【質問者の現状】20代女性．抗核抗体640倍,膠原病の初期症状に合致する各種症状(微熱,レイノー現象,舌の荒れ,常にある内出血,しこり,倦怠感等)あり.レイノー症候群とは診断されましたが,膠原病は予備軍的な状態です.

【聞きたいこと】リウマチの医学書などに「健常者で抗核抗体が320倍以上になるのは3%未満」というような記述があります.この統計データの詳細(被験者数など)についてご存知のかた，ご教授頂きたいです.

【聞きたい理由】
病院の膠原病内科を訪れたところ「抗核抗体が高いだけの(上記のような症状程度しかない)場合,実際に膠原病を発症する人はほとんどいない」「抗核抗体のことは気にしない でください」と言われました.

抗核抗体の値自体,検査機関によって相当変わるものだということは把握しているのですが(実際,同じ時期に別の病院で検査したところ,80倍になりました),
お医者さんがこぞって抗核抗体を軽視する理由として,上記の統計データ自体の信ぴょう性も怪しいからかもしれないと思いました.
何人のどういう被験者を対象としたものなのかなどの記述はインターネット上でも見つからず...
もし,上記の統計データの詳細(被験者数等)についてご存知の方がいらっしゃいましたら,ご教授いただけると幸いです.
よろしくお願い致します.

回答No.2

USB99

私が引用したNEJM 349, 16 p11499の論文はSLE発症前の抗核抗体評価についての論文に対するreviewです。
お尋ねの項目はその論文をまずは読まれるといいかと思います。同じ号に載っています。

ついでながら、その論文をみると、その文献自体にcontrolとして測定した正常人の抗核抗体陽性率が載っていますし、引用文献10)～13)が正常人の抗核抗体陽性率を測定してある文献のようです（引用文献は読んでいません）。

ただ、この論文を読んだら必ずreviewも読んでください。

お礼

更なる参考文献を教えて頂きありがとうございます！
頂いた文献を読んでみようと思います．

このたびはありがとうございました...!

回答No.1

USB99

そう書いてあるなら書いた人に尋ねるしかありません。

私達が参考にするのは医学雑誌で、例えば世界的に権威のあるR.H.Shmerlingが書いたNEJM 349, 16 p1500にある図です。これは彼がある抗核抗体についての文献についてのreview articleですが、これか今の標準的な考え方になっています。医学部のある大学の図書館で探して読んでみて下さい。

補足

参考にすべき資料のポインターまで教えていただきありがとうございます．
articleの文章自体は読めなかったのですが，ご指摘の図を見ることはできました．この図から「抗核抗体陽性でも実際に膠原病である場合は少ない」ということが言えると思うのですが，気になるのは，抗核抗体40倍以上なら陽性になる点です．私が参考にした（というか，ネット上で普及していると思われる）最初のデータでも，40倍に限定すると「健常者で抗核抗体が陽性になるのは数十パーセント（すいません詳しい数値は覚えてないのですが2,30%にはなっていたと思います）」となります．ただ，私の場合，640倍というそれなりに高い値が出たので，この場合にはどう解釈していいのかが気になっております．（最初に挙げたリウマチの本でも，320倍以上は何かあると判断すること，との記述があります）
やはり，「そもそも抗核抗体は検査機関によっても何倍もブレるものなので，血液検査で他の項目に際立った点がなければ，気にしない方が良い」といううことなのでしょうか．

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長文すいません．
今回質問をさせていただいた中で最終的に知りたいのは，「現状の検査結果と症状のとき，どの程度膠原病になりやすくなっているのか，何か定量的なデータに基いて言えるのか．もしくは，どの程度気をつけなければいけないのか．」ということであります．
というのも，私のようなグレーゾーン，もしくは予備軍的な状態でも，お医者さんによっては「睡眠をしっかりとってください，疲労やストレスをためないようにしてください」とおっしゃったり，発熱が続いてしまったときは「安静にしてください」とおっしゃったりと「何もない人よりも気をつけましょう」という考え方をされるのですが「どの程度気をつければいいのか」が分からず悩んでおります．今ちょうど進路的に「健康に全く問題のない人ですら非常に大きいストレスがかかり続け，また仕事量的にも相当なハードワークが必須になる」選択肢を捨てるべきなのか迷っている最中なのです．

長文失礼いたしました．
もし何かコメント等いただけましたら幸いです．
よろしくお願い致します．