競走馬術について
競馬も由緒正しいブリティッシュの流れを汲む馬術競技の一つなのに、
どうして競馬と馬術を別物と見る人が日本には多いのですか?
私は厩舎で働いているのですが、
競走馬術も障害馬術も馬場馬術も、
厩舎の全員でスポーツとして取り組み大変な練習もこなしています。
試合やレースなどで勝てばみんなスポーツ選手としての喜びも感じるし、
馬に乗らないときも日々のトレーニングを欠かさず行っています。
なのに競走馬術はあまりスポーツとして認められてなかったり、
ほかの競技も含め「馬の競技だ」などと言われてしまいます。
その馬を動かしてるのは人です。
馬場馬術なら解りやすいかもしれませんが、
競走馬術や障害馬術だって人がうまくコース取りをしたり
スピード調整などをしないと馬は一人では走れません。
やはり日本人から見ると「ギャンブル」などという
イメージが強かったりするのですか?
そもそも日本人に一番なじみの有るブリティッシュ馬術が
競走馬術というところが問題なのでしょうか。
競技人口よりも馬券を嗜む方のほうが圧倒的に多いので……。
私がオーストラリアにホームステイしたときに、
ホストファミリーは競馬を高貴なスポーツだと言っていて
とても嬉しかったのを覚えています。
日本もいつかヨーロッパやほかの国のように、
「ギャンブル」や「馬の競技」ではなく人馬一体の
すばらしいスポーツだと認めてくれる日が来るといいです。