打ち上げたフライの高さについての記録はわかりませんが、アメリカで史上初の屋根付き球場アストロ・ドームを作る際に参考した話で、ベーブ・ルースで61mぐらいだったといいます
300mのフライは人間では、まともに捕球できません
1930年代メジャーリーグのインディアンズにジョー・スプリンクスという名捕手がいました
とにかく高いキャッチャーフライを捕ることにかけては名人芸だったそうです
そこで、地上何百mの高さのフライを捕れるか、実験することになった
1931年7月に球場上空の飛行船からボールを落下させて捕球するこころみです
1回目は100m、彼は難なく捕球した
2回目は125m、これも問題なく捕球
3回目は150m、これも捕球
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6回目には地上から244m、ボールはどんどん加速して誰もがそのスピードに「ぞっと」したそうです
しかし彼はミットの中で捕球した、観客の歓喜の中でスプリングは手を振りかけて、バッタリ倒れた
地上244mから落下したボールを捕球した途端、その衝撃でミットが顎に激突してあごの骨を骨折
したそうです