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政治の右・左とはなんですか?

政治の話しで、右だの左よりだの、左右が使われますが、何が右で何が左なんですか?

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  • tyr134
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回答No.8

一般論で言えば,政治思想の違いを表します。 保守主義者を右翼,革新主義者を左翼となります。(この名称が定着した理由は,他の方の回答どおりフランス議会とするのが一般的です。) 保守主義という言葉が現れたのは、18世紀の英国の政治家エドマンド・バーク(Edmund Burke)という人が、『フランス革命に関する省察(以下、省察と略)』という冊子を作った事から始まるとする説が普通です。 彼は「保守主義の父」であり、『省察』は保守主義者の聖書ともなっています。 彼が『省察』を書いた背景には、フランス革命があります。 「フランス革命」によって半ば強引に王政が倒され、フランスは共和制へと移行しました。 しかし、その急激な変化には暴力が伴うなど、マイナス点も多くありました。 そうしたマイナス面を指摘しつつ、「人間のあらゆる制度の基礎」を「歴史」に置き、長い時間をかけてゆっくりと培われたモノだけが永遠に続くと主張しました。 保守主義は決して変化を拒絶するのではなく、変化は歴史の流れに逆らわず、しかし斬新的に改革されながら国が続いていくとしました。(なので,今でも英国は王室制度が残っているのです) 具体的には、法の支配・王室の血縁による相続・私有財産の保持・伝統、慣習の存続・保守と修正の二原理 などを主張しました。 これが近代保守主義の伝統的な考え方となりました。 その帰結として、国家権力を肯定的・積極的に捉え、意味づけしていきます。 (あること・無いことの)伝統・文化を重視し、これらをイデオロギー化して積極的に活用していきます。 これが行き過ぎると全体主義国家となります。例・ファシズム下のイタリア、ナチスドイツ 逆に革新派は、過去にとらわれず、大胆な改革をもって国家・社会の安定を目指そうという思想です。 また、国家権力を否定的に捉え、国家の存在を認めたとしても財産の再分配や共有化を目的としており、文化・伝統などは否定する傾向があります。 所謂、ユートピア的な世界である共産主義社会の実現を目指し、究極的には国家権力の存在しないアナーキズム(無政府主義)に行き着きます。 と以上が保守と革新の一般的な説明です。 では日本の現状はどうかといいますと。 ・保守 天皇制の維持・日米同盟の重視・経済優先主義・資本主義の重視・改憲論・戦後を米国に服従された時代として否定的に捉えるなどが特徴的でしょうか。 憲法改正(特に第九条)をして,自衛隊の活動を他の先進国並にしようというのが象徴的な意見です。 「米国に服従させられた時代からの克服(安倍流に言えば戦後レジームからの脱却)」しようと呼びかけています。 極論を言ってしまえば、大日本帝國憲法への回帰といったところですね。 ・革新 平和主義、自由・人権の擁護、日米安保の破棄・非核政策の推進・大企業への規制強化・環境問題への積極的な言及・新自由主義への反対、格差是正etc,,, というのが特徴でしょうか。(日本の左派はまとまりが無いのも特徴です) 現在の日本国憲法は「平和主義憲法」といわれるように、革新派の心情(戦争・国家権力の否定)と合致しています。 なので、護憲を叫べば「左翼」となるわけです。 ではでは、参考になれば幸いです。

manbowglass
質問者

お礼

大変わかりやすいご回答ありがとうございました もっと、色々勉強してみます また機会がありましたら、ご教授ください

その他の回答 (7)

  • KappNets
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回答No.7

左右という言葉は座席が起源ですが、保守的なのが右です。右翼などと呼ばれる人がいますが、ああいうのが極右と思えばよいのです。共産党とか、中国や北朝鮮がとても好きな人とか、国旗国歌反対を叫ぶ人は極左です。大雑把に自民党は右寄り、民主党は左寄り。

回答No.6

御詫び システム上の管理権限の誤謬によりまして 同一回答の重複掲載があった事を御詫び申し上げます 内容はお読みのとおり同一です システム管理上に問題があると考えられます 適切な管理を依頼いたします

回答No.5

昔々 フランスの国会での議席の配置が 議長席から見て 右側に陣取っている勢力(所謂・右派)が穏健保守派 左側に陣取っている勢力(所謂・左派)が急進改革派 と言う配置が自然発生的に誕生しました 此処から その後右派左派と言う勢力図が政治的概念と一致しているかのように 言われる様になって行きました 余談ですが穏健保守派でも急進改革派でもない勢力も御座いました 物事は全く変化しないとするその様な勢力は 造反組 と呼ばれて忌み嫌われました 朝が来れば夕べが来る事は必定との自然の概念に逆らっているとする 考え方です 政治とは必ず社会と共に変化するものなのです ただ その変化の勢いの違いが言葉と合体したのです 御理解戴けましたでしょうか

回答No.4

衆議院議長席から見て、右側に座っている人達と、左側に座っている人達の区別に使われます。 右側に座っている人達を右翼、左側に座っている人達を左翼と呼ぶならわしです。

noname#185504
noname#185504
回答No.3

右とは動物のことで、左とはロボットのこと。真ん中が人間です。 右から左へは受け流せますが、 左から右へは受け流さなせないそうです。

回答No.2

物事や思考とは その位置に止まるという事は出来ないものです 何故かと申し上げれば時間が経過するのと同様に 少しずつではあるものの変化するからです このような思考の概念を緩やかな思考の進行と申します 昔々 フランスの国会では議長席から見て 右側に陣取った勢力(所謂・右派)が穏健保守派 左側に陣取った勢力(所謂・左派)が急進改革派 と言う構図が自然発生的に出来ました ここから右派・左派と言う呼称が生まれました 何時までたっても昔と同じ思考形態を有して物事を考察するものは 造反 と呼ばれて忌み嫌われました 人間は自然のものです 時間が過ぎてゆくのであれば 人間の思考も変化して当然であると言う 認識の基本的概念から生まれた比ゆ的な表現の内の一つです 御理解頂けましたか

  • 150715
  • ベストアンサー率19% (841/4396)
回答No.1

Yahoo辞書より 1.さ‐は【左派】 組織内、特に政党の内部における比較的革新的または急進的な一派 1.う‐は【右派】 組織内、特に政党の内部における保守的な一派