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成猫で去勢後、マーキングの解決方法
こんにちは。 何時もお世話になっております。 今まで保護した猫達は、全て里親さんの元に送り出しました。 相談に乗って下さった方々、ありがとうございました。 また、猫を保護する事になってしまいました・・・ その猫は成猫の雄で、保護してから必要な医療処置を行った後に去勢手術をしてもらいました。 その間は、病院に入院しておりました。 戻って来て数日でマーキングが始まりました。 トイレ周辺やケージの中のトイレ周辺なのでペットシートを設置したりしています。 他に、交尾のような事をしようとしたりしていて先住メスに怒られている状態です。 去勢してもこういった事は続くのでしょうか? 落ち着いてしなくなる事もあるのでしょうか? 困っております。 解決法や、体験談をお持ちの方がおりましたらお教え下さい。 宜しくお願い致します。
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- Sauce2000
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これは、かなり本気で取り組まないと難しいです。 理由は、※以降をご覧ください。 先に対処方法としまして、何ヶ月かかるかはわからないですが、遊んだりご飯を食べたりする時を除いて、トイレを覚えるまでケージに入ってもらうしかないかと思います。 ケージで飼うことをよしとしなくても、完全室内飼いにおいて、野良ちゃんしかも大人の雄猫を定点排尿にするためには、 「トイレはここだ」と記憶にインプットするまで、遊びやご飯以外は、トイレを設置したケージに入れ、 あちこちの排泄箇所から離した生活をさせないと無理だと思います。 粗相やマーキング行動を含む問題行動を緩和する、フェリウェイというフェイシャルホルモンが病院で処方されますが、 効果のある行動とない行動がありますし、 そもそもフェリウェイ事態が効かないこともけっこうあります。 更に、猫の行動範囲を広げることは容易ですが、狭くすることはいろいろと難しいです。 (完全室内飼いで、先住猫のいるところに新たに新参猫を迎える時、新参猫をケージに入れて段階的に対面させる理由のひとつもこれです。) 全く100%無理ではないんですが、何年も自由きままに闊歩してきた猫ちゃんで、去勢後もマーキングする子のトイレトレーニングは、飼い主さんとの二人三脚が必要です。 予想より早く解決するかもしれないし、かなり時間がかかるかもしれないし、ずっと直らないかもしれません。 猫ちゃんの性格を直に知る飼い主さんが、かかりつけの先生と相談しながら根気強く取り組むしかないと思います。 ※去勢後も見られる、尿スプレー、勃起を伴ったマウンティングはいずれも雄の性行動のひとつですが、去勢された雄猫全体のおよそ10%に、このような行動様式が残っているという報告があります。 これには、新生子期において、雄猫では出生直前、もしくは直後に雄性ホルモンの一過性の放出が起こり、それによって脳神経細胞が雄性化されますが、そのことが多大に関係しています。 すなわち、生後4~12ヶ月の間に精巣の発育に伴って雄性ホルモンの分泌が亢進し、その作用により様々な雄の性行動が出現するようになるわけですが、それ以前の段階ですでに雄性化された脳神経細胞により、後の雄猫の性行動は方向づけられているわけです。 依って、精巣を摘出された去勢猫であっても、上記のような行動が見られることに不思議はありません。 それは、これらの行動の発現は通常は雄性ホルモン濃度に依存していますが、自分の縄張りに何者かが侵入するといった特定の強い環境刺激によっても、すでに雄性化している脳神経細胞は同じように活性化されるからです。 更にその後の学習によって行動が固定化されることもあります。