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インドネシアへのサプリメント送付について
- インドネシアへのサプリメント送付の可否について調査
- インドネシアの入国へのサプリメントの制限や手続きについて
- インドネシアへのサプリメント送付時に起こり得る問題や対策について
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国内に入るときの審査で、人間を対象にするのが入国管理いわゆるイミグレーション。物品を対象にするのは税関で、物品の場合は入国という言い方でなく輸入通関と言います。これは余談。 本論に入りましょう。インドネシアの通関関連法規で、医薬品や化粧品は輸入禁止品目ではありません。ただし、麻薬覚せい剤等は禁止品目であり、それに該当する成分が含まれていればまずすんなりとは通してくれないでしょう。それはどこの国でも一緒です。ただし、禁止される成分は国によって多少違いがあるようなので、わたしを含めてメディカルしろうとには解りにくい部分です。 お尋ねのサプリメントがそのような要素を含んでいなければ、次は薬品食品の安全審査の問題が出てきます。インドネシアにも薬品食品化粧品など人体に吸収される物品の安全性を監督する役所があり、国内市場に流すものはその役所で安全性の合格を得て合格番号などを商品に記載しなければなりません。そこで問題になるのが量なのです。個人が自分用途(もちろん家族が含まれても、それは暗黙の了解ということですが)に使うということが明らかな量であれば、安全性審査は要求されませんが、商業量に達すると思われたら安全性審査を合格しなければ税関が通してくれません。このポイントも、はっきりした数字の規準がないので、灰色ですね。 上のように、はっきりしたことの言いにくいポイントがクリヤーできれば、インドネシア国内の送り先に届くと思います。まあ、現地で不心得な人間が中味を抜いたら話は変わりますが。その可能性は、どんな送り方をしようとも必ずついてまわるのがインドネシアです。自分でインドネシアの届け先まで持って行かない限り、絶対確実100%安全な送り方というのはありません。運がよければ届くし、不運だと届かないという話です。 次に送り方ですが、送り方はクーリエと呼ばれている宅配便、あるいは郵便でも普通の航空小包みもしくはEMS小包みなど、選択肢はいくつかあります。お尋ねのケースのように、現地でどのように扱われどのような問題が出るのかがよくわからない、あるいは状況を詳しく知りたい、という場合であれば、宅配便を使うのが便利です。値段は高いですが、送り先の宅配便代理店が受取人を代行して輸入通関申告をするので、税関が何を問題にしたかを現地から教えてもらうことが可能です。もちろんその宅配便業者がそういうサービスまでしてくれれば、という話ですけれど。しかし少なくともそういうメカニズムなので、詳しい情報を得るチャンスは間違いなくあるということです。 一方、EMSを含めて郵便の場合は送り主あるいは受取人の立場を代行するひとはだれもおらず、税関が一方的に物品に関する審査をしてその対処を自分で決めるだけですから、送り主あるいは受取人にとって不満があってもだれにその内容を尋ねればよいのかわかりません。 ついでにポイント4。について先にお答えしておくと、インドネシアの輸入通関で通らなかった場合、没収されます。輸入通関を通らないというのは、何らかの禁止項目に抵触しているわけで、それをわざわざ送り主に返してくれるようなことはしてくれません。 通関は通ったけれど届け先で名宛人が見つからなかったり、あるいは別の人しかおらず受取り拒否をされるというようなことで配達できなかった場合、インドネシアの郵便局が返送手続きをしてくれることはあります。また宅配便だと、配達不能という連絡があなたのところに来て、あなたの費用負担で返送するかそれとも放棄するかを尋ねられることもあります。 ということで、ポイントの1.と2.は上の通りです。3.については、多分安全性審査の手続きのことになるかと思いますが、この手続きは輸入販売を前提にしており、生産者からの書類が必要ですし費用もたいへん巨額ですので、個人用途のものにそんなことをする意味はないと思います。 最後に、輸入関税つまり送り先の名宛人が納めなければならない輸入品の税金問題があります。インドネシアで無税で輸入品を受け取れる場合の詳細がここに記載されていますので、ご参照ください。 http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n32871 それ以外だと、送り先のひとが税金を納めなければなりません。基本はあなたが発送するときに記入する物品価額(常識的範囲内でのその品物の価値で、必ずしもそれを買ったときの値段ということではありません)が税額算定のベースになりますが、インドネシアでは税関が独自のチェックプライスを持っているので、そのいずれかが使われることになるでしょう。航空小包みの場合は税関告知書、EMSの場合はEMSのラベル、宅配便だとインボイスに送る品物と価額をあなたが記載しなければなりません。 ということで、まず少ない量をEMSで送ってみることを試験的になさってはどうでしょうか?それがうまく行けば、次回からは免税で送り先に届く最大量を検討なさればいいと思います。Good Luck !