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古いオメガの時計の形式 モデル名を教えて下さい。
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はじめまして。 拙い経験ですが、少し経験があるのでご紹介させてください。 (1)の時計:スモールセコンドのタイプ 時計の外径寸法ではあんまり型式は分らないです。なぜなら、恐らくこの時計は文字盤と針の形状から1950~60年代頃ではと推察されます。そうなると、俗にいう『30mmキャリパー』と、『Cal.410、とその遍歴』という機械(ムーブメント:略ムーブとさせてください)があります。今から40年以上前・・・1970年代、お爺様の買われた年代が1950~60年代だとすると恐らくこの当たり、どちらかかもしれません。何故なら、30mmキャリパーの時計の最小サイズはケース外径が大体32.5mm程度、大きいと35mmとかもあります。一方、、『Cal.410、系』はムーブは小さいのですが、ケースのデザインや大きさに合わせて、インナーリングを入れ込んでいる(俗にいうスペーサー)の場合もあります。これは、アンティークの時計には様々なタイプがあり、自分でも30mmキャリパーを手持ちである他、別のモデルもショップで見てるので、一概には判断つきかねます・・・。 そこで、時計の本性の確認ですが・・・せっかくなので、メンテナンスを専門のアンティークショップ等に依頼されるのが一番です。もしかしたら?メンテナンスも5年以上されていない?折角の形見の大事なお品。しかもこの時代のオメガは、本当にムーブの造りが良いので、丁寧にメンテナンスしながら使用すれば、今後もずっと日常使いもできます。そこまで行くまえに、とりあえずどのようなものか知りたい場合は、時計店で裏蓋を開けてもらって、以下を簡単でもよいので確認されると宜しいかと・・・。 (1)裏蓋を外した状態で、ムーブの直径を測ります。その時、30mmあれば、間違いなく『30mmキャリパー』です。このムーブは精度を出すためにムーブを従来のモデルより大型化して、時間を刻むテンプ(くるくる正転と逆転を繰り返す大きな輪の部品)を大きくしたモデルです。もともとは1939年の設計ですが、後の、『Cal.410』等(ほかにもあり)の礎になったムーブです。時代によってはムーブのどこかに例えば刻印『Ω267』とか入るものもあります。もし、直径30mm以外の場合、モノによりけりですが、ムーブのどこかに例えば『Ω410』とか刻印があります。(多分年代が合わないかもしれませんが、cal.26.5という30mm以前の古い小さいムーブもありますが可能性は低いかも・・・良いムーブですよ) また、仮に30mmでなくても、ムーブはとても堅牢にできてますので、現在のムーブのコンディションが良ければ、きちんとメンテナンスするとちゃんと動きます。サイズや年代の相違はあれど、どのムーブもきちんと動くし、実用問題ないはずです。メンテナンスに出すアンティーク時計専門のショップなら、部品もそんなに入手困難ではないと思います。 それから、ケースの材質関係の確認、および生い立ちは、それなりのアンティークショップならある程度確実に追えると思います。一番わかりやすいのは、裏蓋の内面側にある刻印です。ここに、時計のシリアルナンバー、ケースの材質(金無垢なら18k、14k、ホールマーク付)(金張り(薄い金をケースに張り合わせたもの)ならGF)(金メッキならGP)となるはず・・・。少なくとも金無垢なら前記の表記が明確にあるはずです。 ご参考:30mmキャリパー、金無垢 裏蓋含めた事例 http://www.antiquewatch-carese.com/stocklist/m_watch/omega/carese6067.html 30mmキャリパー(スモールセコンド)の概略のムーブの形 年代によって部品の仕上げ、詳細形状は変わりますが、基本の歯車の位置・構成は同じです。 http://sakamoto-t.co.jp/watch/cal/cal.htm ご参考:1960年代(本品は1961年製・)の、『Cal.410』のムーブの例、本品は1950年代と、シーマスターですが、そうでないモデルの経験もありましたので。シリーズの明記が無くても、中のムーブは一緒の例です。 http://www.blue-mao-mao.jp/BlueMaoMao/HP/OMEGA/seamaster/seamaster1164.html 1961年 シーマスター http://item.rakuten.co.jp/sweetroad/w-6263/?scid=af_pc_etc&sc2id=115415274 1950年代 (2)自動巻、(ジュネーブ)とまではわかったのですが・・・ お恥ずかしい話、私はこの年代(恐らく1970年代?)は殆ど認識がないので、(1)以上にかなり憶測になるのですが・・・ この年代で、『ジュネーブ』と、文字盤に明記されていれば、多分ジュネーブというシリーズで間違いないです。 元は1964年に生まれた、オメガとしてはエントリーモデル。でも、中身は良いムーブです。自動巻き・手巻きのモデルがあります。カレンダー付、ケースや針の形状から、これに近いかも?ケースはステンレスですが http://item.rakuten.co.jp/sweetroad/w-6226/ この当時のオメガ・ジュネーブはエントリーモデルと言っても、日本の一般的時計(セイコーでもグランドセイコー、キングセイコー、一部の高級なロードマーベル等は除く)ではとても太刀打ちできないほどの高性能で高価な時計でした。普通に購入する時計としては結構大変だったと認識しています。 こちらの時計も、裏蓋を外してもらい、ムーブに恐らくこの年代では刻印(例えばΩ565等)が入っていると思います。そして、裏蓋の内側に前記のシリアルや多々の情報が刻印されてますので、金無垢?金張り?金メッキ?の判断もつくと思います。 長文になりすみません。ただ・・・時計って値段・価値・趣味性・コレクターアイテム・・・いろいろ付加価値があるのですが、お爺様の思い入れで選ばれた形見の品・・・どんな高級な時計にも代えられない大事な思い入れのある時計と存じます。私も父の形見で日本製の時計(リコー オートジャスト33石 ロレックスのデイデイトの感じ)をずっと大事にしてます。社会人になったとき、私に譲ってくれました。今では値段なんてあってないくらい?でも、この時計を見ると父の顔が浮かびます。今は私の腕が太くなってしまいブレスが使えませんが、ずっとメンテナンスしながら大事にしています。 どうぞ、大事にされてください・・・。
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- Knight3000
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1:リューズの厚み、ケース形状からすると 30mmキャリバー「スモールセコンド」1940年代後半~55年頃製。 現在の様な、「デ・ビル」「コンステレーション」などのモデル名が付かず、当時の自社名称での「オメガ」モデルのひとつ、スモールセコンドと思います。 2:こちらはモデル名「ジュネーブ オートマチック」 1970年~72年製。。。と思います。 写真がもう少し大きく鮮明ですと、特徴が掴み易かったのですが・・・ 実際には、ケースを開けて内部確認しないと、およその製造時期の見当がつかないのです。 1、2とも非防水ですね。 何れも、14~18KYGメッキケースかと思いますが。 御祖父様は、当時としては随分高価な時計をお持ちになっていた上に、息子さんにもオメガをプレゼントされたとは。 一生ものとして、出来る限りの良い買い物をされたのだと思いますね。 1950年当時のオメガはかなりの高級品のはずですし、それなりの店に出向いて現金一括払いでなければ、手に入れることも難しかった時代と思います。 当時の、20歳代サラリーマンの月収3か月分くらいの価格はしたのではないかと推測します。 今のオメガも、おいそれとは手が出ないほど値段上がりましたけど。。。 受け継がれたオメガは、熟練の技術者の居る時計店や、オメガの代理店でしっかりオーバーホールされることをお勧めします。 現在の市場の価値より、親から受け継いだものとして、値段以上の価値あるものですね。
お礼
ご丁寧にお返事を頂いたのに、お礼が遅くなって申し訳ありません。 改めましてありがとうございました。 メンテナンスをして大切にしたいと思います。
お礼
大変丁寧にお教え頂きありがとうございます。 祖父の顔が浮かぶ気持がしました。 メンテナンスに出して、胸を張って身につけようと思います。 ありがとうございました。