ぼくは経営コンサルなんですが、我が子が小学生の時3回いじめに遭いましたので、この問題には関心があります。
そこでビジネスの社会のメソドロジーを応用してみました。
1)いじめの起こる原因の究明:通常は、生徒一人一人とインタビューしてみます。全員でなくてもめぼしい子だけでもいいと思います。またホームルームで議論させる手もあります。意外といじめられている子の方に、原因があるかも知れません。
2)原因の真因・背後の理解:するといじめに大きく影響を与えている子が浮き彫りになると思います。これらの子の背後には、家庭環境が大きい存在となっていることがあると思います。いじめている方では、家庭で父親が飲んだくれ、その子に暴力をふるうので、学校でうっぷんをはらしているとか。我が子の場合、いじめられてる方でしたが、信用していた先生宅にうかがってお話を聞いたところでは、我が子の言動に原因があり、それは我々夫婦の言動に真因があることが分かりました。このころの子は、親を見てふるまうことが多いようです。
3)可能な原因の排除:真因や背後の問題がわかったら、その排除に動きます。親が原因だったら、親と話すことも辞さないことが、重要だと思います。ただし先生として可能なことと不可能なことがあると思いますので、この原因排除政策は、学校として総合的に対処することもひつようになるかもしれません。外部の不良グループの影響などです。しかしたとえば我が子の場合、クラスのボスになることで強敵(?)と対立し、敗れたことがありました。そのときは組替えで2人を引き離しました。
4)生徒に解決策を議論させる:ここはビジネスでも大切なことで、これがないと本当に解決されません。ただ小学生では発想に限度があると思いますので、この目的としては、原因認知の共有化、解決策の思考から来る、解決への努力の喚起といったことも、大事だと思います。
5)最後は、場合によっては校長先生にも出てもらって、settlementの儀式を行います。これはオーソライゼーション上、必要となります。
以上素人考えですが、何かのお役に立てば幸いです。