エンジン始動のみをプッシュボタンスタートにするには、イグニッションスイッチ部の配線を加工して並列回路を組んでプッシュボタンやリレーを取り付ければ可能です。
※イグニッションスイッチ部には比較的大きな電流が流れますので、知識と技術力のある人にご相談ください。(電流容量が低い細い電線や電流容量が足りない部品を使用したり、接続不良などがあると熱を持ってしまい最悪は車両火災の危険性があります)
※以前はPIVOTからリレーなどがセットになった製品が販売されていましたが、現在は生産終了扱いです。(トヨタ・MR-Sやホンダ・インテグラタイプR(DC5型)などにも純正オプション品の設定があったと記憶しています)
ただし、キーシリンダーにキーを挿し込んでON位置まで回して(ここまでは今まで通り)その後で最後にプッシュボタンを押してエンジン始動という手順になり、手間が増えるので結局使用しなくなる可能性があります。
最近の車両同様にドアのロック&アンロックやエンジン始動にメカキーをまったく使用しないキーフリーシステム化する方法もあります。
標準でメカキー(メカニカルキー)の車両をプッシュスタート仕様に改造する「ソニックスタート」という製品があります。
※価格は機能によって18,000円、21,000円、25,500円となっていますが、車両への取り付け時に別途オプション品類が必要になります。(エンジンスタート用のプッシュスイッチ部は別売り(3,000円~)になっています)
※イグニッションスイッチ(キーシリンダー)部から配線カプラーを取り外して、イグニッションスイッチの機能をソニックスタート側で制御するように変更します。(車種別ハーネス(2,500円)を使用しない場合は半田付け作業が必要です)
※キースイッチ部にはキースイッチOFF位置の時にハンドルをロックする機能もありますので、上記の商品を取り付けるときにはスイッチキーシリンダーにメカキーを挿し込んでON位置のままにしてハンドルロック機能が働かないようにして使用します。そのままですと車外からキーが刺さったままになっているのが見えて防犯上よくありませんので、キーを切断してカバー(別売りで500円)を付けるなどの加工作業が必要になります。
※25,500円の「リモコン付き」の場合に集中ドアロック(ドアロックモーター)が装備されていない車種において製品付属のリモコンのワイヤレスリモコンドアロック機能を利用するには別途オプション品のドアロックモーターの取り付けが必要になります。
※他には車両にイモビライザーが装備されている場合には別途オプション品などが必要になります。
ただし上記の製品を取り付けるにあたってハンドルロック機能が使用できなくなるため、保安基準に抵触または不合格状態になる恐れがありますので、念のため最寄りの軽自動車検査協会などにお問い合わせください。
お礼
ご回答ありがとうございました。