踊る(2)の、岡村氏（ナイナイ）の役

質問

最後に付牙をぽろっとおとすところがありますが
あの意味、及び役柄自体の意味がよく分かりません。
結局どういう意味の犯人役で、作品全体から見ればどういう意味があったんでしょうか。

回答No.2

tokoroju · ベストアンサー

大まかではありますがストーリーに関わる内容を含みますので
ストーリーを知りたくない方、下手なあらすじ紹介が嫌いな方は読み飛ばしてください…

犯人像としては、大雑把になりますが変質者という括りでよいのではないでしょうか？
吸血鬼になりたい願望とかがある人物の役かもしれませんが細かい設定は知りません
牙を付けて他人に噛み付くことにより何らかの満足感を得ているのだと思います。

作品全体からの役柄の存在価値としては

物語の終盤で　恩田すみれ　が銃撃され大量に出血する
そこから同僚の　青島俊作　のクライマックスの見せ場に繋がるわけです
そして報道陣に向かって献血を呼びかけるシーンがあり
その後、警察署の前での献血車の回りに大勢の人波が押し寄せる
ここまで緊迫した展開が収束に向かいひとつの感動（見る人の
受け止め方によりますが）があるわけです。

その本筋のストーリーとはまた別に
物語の序盤からことあるごとに噛み付き通り魔の話がちらほらと
「前フリ」としてちりばめられてあります。
そして上記の献血車のシーンで献血で人が集まっているところに
「吸血？通り魔」もやってくるわけです。
その場にいた刑事に発見され物語の最後にコメディーとしてもオチをつけることができるのです。

設定が何故、牙を付けた噛み付き犯だったのかは
最後の感動的なシーンで献血と吸血で同じ血を採ると言う意味で引っ掛けて
本筋とサブストーリーが物語の最後に一緒に終結するための
脚本を書くうえでの技術的な理由なのだと思います。

娯楽作品としては本筋自体の面白さ以外にも笑える要素が必要なので
コメディーリリーフとして重要な役柄と言えると思います。

作品全体の評価はそれぞれが好き嫌い、良し悪しを判断すればよいと思うので特に言及しませんが
良くも悪くも娯楽作品として完成しているのではないでしょうか？

お礼

有難う御座いました。納得です。
>献血と吸血で同じ血を採ると言う意味で引っ掛けて
なるほど。これを見落としていました。
ちょっとすっきりした感じです。
ところで、真矢さん演じる監理官があまりに可哀想でしたね。

回答No.1

jixyoji

こんにちわ、jixyoji-ですσ(^^)。

岡村の役はプロデューサーに強引に【自分は踊るのファンだ】という事をアピールしてブッキングしてもらった経緯があるので,finemaltさんが気にかけている役柄や存在に大した意味は無く強いて言うなら【客寄せパンダ】というところですね。岡村隆史も【めちゃいけ！】などのフジＴＶの看板番組のメインなのでプロデューサー側も無下に断れなかったようでしぶしぶ快諾したようです。あ～いう裏事情で出演すると作品の緊張感や流れが悪くなるので本当は止めた方が良いんですけどね。

それではよりよい映画環境をm(._.)m。

お礼

有難う御座いました